syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

こいつぁ、朝から縁起がいいわい

9月も最終日だというのに、 蒸し暑い1日の始まりです。 霞んだ遥か彼方の地平線は、 白く曇った空と区別がつきません。 爽やかな秋風を期待した朝は、 天空にまっすぐに昇る、工場の煙突の煙に打ち砕かれます。 収穫を待つそばの白い花の絨毯の上を、ひらひ…

お待たせしました。

どんよりとした空から一瞬輝いた朝陽は、 恥ずかしそうに雲の彼方に隠れます。 姿を見せていなかった彼岸花は、 遥か彼方の地平線は、 深い霧と灰色の雲で境の区別がつかなくなります。 お彼岸を過ぎて、街角でようやく顔を出し始めました。 これからのひと…

姿を消す瞬間

東の空がオレンジ色に染まる時、 友人と語らった楽しい夢が目が覚めます。 やがて、昇る朝陽に追いかけられるように、 細い細い月が、だんだん空に解けるように姿を消してゆきます。 そんな夜明けに身を委ねれば、 消えゆく月を探して彷徨う朝です。 これか…

神様はいたずらっ子

カーテン開けると、満天の星と三日月が煌々と輝いています。 目を凝らすと文殊のお山は霧中です。 夢中で車を飛ばします。 今季初の天空を求めて。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供を致します…

現場百遍

東の彼方がオレンジ色に染まった暁は、 すでに晩秋の佇まいです。 遥か漆黒の上空には三日月が、ひっそりと浮かんでいます。 吹き抜ける風に、ススキの穂が揺れる音だけが時の流れを感じさせてくれます。 眼下の雲海を渡りたくなる朝です。 これからのひと時…

暑い朝

ゴォーという音で目覚めました。 扉の向こうは、秋とは思えない蒸し暑さが広がります。 台風17号の影響で木々が大きく揺れています。 空を舞う鳥たちが、風に身を任せます。 見るからに恐ろしい雲が、 南から北へものすごいスピードで流れる雲を見ていると、…

遠い記憶

お彼岸の中日の朝は、とても饒舌です。 いつもならひっそりしている近くの墓地は、早朝からお参りする家族連れで賑わっています。 お線香の香りが漂う中、ご縁さんの読経が秋風に乗って聞こえてきます。 稲の刈り取りが済んだ田んぼで、白いアマサギが遠巻き…

空の日、大空へジャンプ

真っ赤に染めた朝日が厚い雲に覆われて、 一面真っ白に姿を変える時、 深夜の天気予報が珍しく外れたことを告げています。 1時間、2時間、3時間・・・ やがて、レースのカーテンを突き破ります。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りする写心の定期便…

日本の四季をいつまでも感じていたい。

強い北風が、 ススキや稲穂を大きく揺らします。 足早に流れ去る雲に阻まれた朝日が、 待ってましたとばかりに、体いっぱいに降り注ぎます。 毎朝出会う、散歩中の子犬たちの柔らかそうな毛が、強い風になびきます。 これからのひと時。 写人が、あなたにお…

米寿のお祝い

どんよりとした真っ黒な雲に覆われた雨上がりの朝は、 飛び出す勇気が湧いてきません。 雨空を見上げて、 パァーンと頬を叩いて目を覚まします。 顔をわずかに濡らす霧雨が、 やがて、流れる汗と区別がつかなくなります。 気がつけば、西の空から、高い高い…

名残

今にも消えそうな、少し欠けた月が、 真夏のような朝日に追い掛けられています。 どこまでも高い秋の空に浮かぶ、白く透明な月は、 最高の〝晴れ舞台〟の役目を終えて流石に消えてゆきます。 秋の香りを運ぶには少々強い風に、 大空を舞うツバメは力尽きて、…

子どもの頃の思い出

名月、そして今年最小の満月を過ぎた月が、 雲間から煌々と輝いています。 昼間の暑さが残る境内に立つとき、 走り回って遊んだ子どもの頃の姿が瞼に浮かびます。 せいやっ!せいやっ! 爽やかな秋風が吹き抜けます。 夜の帳が落ちる頃、 若衆、若乙女たちが…

素敵な1日

西の空の厚い雲が、 真っ赤な東の空の光に染まりながら、どんどん消えていきます。 やがて、大空が濃紺に変わる時、 遠くの山並みを踏み切り板にして、オレンジ色に輝く名月が、ポンと飛び出ます。 名月が西の空に煌々と輝くころ、 満天の東の空にオリオンが…

エアコンを消して眠りについた夜が明け、 何処からともなく聴こえてくる、鳥のさえずりとともに目が覚めた朝は、 ルーティーンの出発を告げています。 浮雲に心を寄せ、大空に羽ばたく鳥を思えば、 軽やかな時が流れてゆきます。 空と雲が溶け合う彼方から、…

忘れてはならない日

遥か宇宙の彼方の太陽は、 厚い雲に阻まれて姿を見せない朝を迎えました。 それでも、東の空を僅かにオレンジ色に染めて夜明けをアピールしています。 白くなり始めたススキの穂が風に揺れているものの、生暖かい風に季節感を見失いそうになります。 刈り取…

「毛がないから直接当たるんや」

天空の満天の星の瞬きが、静かに輝きを納めるとき、夜明けが近いことを実感します。 そして、赤く染まり出した東の空の雲が、 朝陽がもうそこまで昇ってきていることを告げています。 近くの竹林では鈴虫が、遠くからツクツクボウシが目を覚まします。 いつ…

ひとりじゃないよ

山の上の森の朝は、少し遅い日の出です。 木々の天辺から顔を出す朝陽がすでに、 今日も一日猛暑になることを告げています。 鳴き出した蝉の声が、耳鳴りと区別がつかなくなる時、 静寂な森の朝が饒舌になります。 遅い森の朝が明けてゆきます。 これからの…

暁天。そして2日連続の童心帰り

上弦の半月とジュピター木星のランデブーが西の彼方に消え、 東の彼方が暁となり始める頃、文殊の山並みが姿を表します。 車窓の向こう側に広がる風景と、満天の星空は壮大な宇宙の営みを感じます。 随分、夜明けが遅くなりました。 まだ生き物は深い眠りの…

童心

文殊の頂の東の空が、暁の姿を見せ始める頃、 上空はまだまだ、深い暗闇に包まれています。 蝉と交代した秋の虫の鳴き声だけが、 夜明けの近いことを知らせてくれます。 間も無く空は一気に明るくなり、秋雲の姿がハッキリすると、やがて、茜色に染まります…

小さい秋見つけた

薄っすら立ち込めた朝霧に、 朝日がぼんやり昇ります。 やがて、文殊の山並みが、雲と溶け合います。 流れる風に身を任せて、遥か上空を舞う鳥を思えば、 軽やかな時が流れて、飛び立つ気分になります。 朝日を浴びてキラキラ光る朝露を散らせれば、 空と雲…

お祭り男

白々と夜が明ける頃、今にも泣き出しそうな空は青みを増してゆきます。 誰もいないホームのスピーカーが、上り一番電車の到着を告げています。 車窓の風景はどんどん明るさを増すものの、太陽は姿を見せません。 やがて、峠の真下を走る13キロ以上に及ぶトン…

そばの花が咲き始めました

昨日まで鳴いていた蝉の声がしなくなり、 秋の虫の声が聞こえてきます。 秋の訪れは、なぜいつも突然なのでしょうか。 タオルケットから薄く軽い秋布団に替えたベットの上で目がさめる時、 カーテンの向こうが真っ赤に燃えています。 隙間から見える山並みの…

森に吹く癒しの風

扉を開けて踏み出せば、ひやっとする朝の風が頰をすり抜けます。 これから向かう頂きが、手招きする朝、 買い込んだ朝食のフルーツをリュックに詰めれば、 雨上がりの土の香りが鼻腔をくすぐります。 雨露が帽子を打つつづら折りは、もう秋の気配が漂います…

一雨一度

昨夜、年に一度の焼き8肉29の日に食べそびれて、 夢まで見て、目覚めてもなお、引きずる朝です。 開け放ったカーテンの向こうは、雨が上がっています。 束ねておいた新聞紙を持って飛び出すせば、 ポツリポツリと雨粒が顔を打ちます。 資源ゴミを持ってゴミ…

チーム福井の出番

カーテンの向こうの文殊の頂上空にできた、 一筋の雲の隙間から光が差し込む時、 早朝のしじまが、一瞬、饒舌になります。 やがて、陽の光も厚い雲の中に隠れると、静けさを取り戻します。 雨上がりの朝、 誰もいない公園は、まだまだ深い眠りの中のように静…

夏の使者から秋の使者へバトンパス

散々泣いて、泣き疲れた空が、必死に涙をこらえています。 流した涙が湖となって、行く手を阻みます。 障害物競走の如く、 ある時は飛び越え、ある時は遠回りして走る時、 水面に波紋が二重三重と広がり出します。 こらえきれずに泣き出したのかと思いきや、…

今はもう秋♪

文殊の頂をオレンジ色に染めた朝日が、 深い雲の向こうに姿を隠す時、 爽やかな秋風がタクトを振ると、大地の恵みがスイングを始めます。 バラードのような、そよ風がオープニング。 やがて大きなうねりとなって、大合唱へと変化してゆきます。 鴨、白鷺、蜻…

2人のときを大切に

先週末は、ばあさんと小旅行を満喫。 2日間で約600キロのドライブ。 今回の旅は、人生88年で初体験ばかりをチョイス。 疲れが心配だったけれど、本人はいたって元気。 2日間、とても楽しそうで良かった。 まず、金沢でギターのインストライブで旅のスタート…

朝陽のちスコールのち虹

文殊の山が初秋の風を受けて朝靄のベールを脱ぎ始めます。 頂から昇る朝日が、風に揺れるベールを薄黄色に染めるとき、 1日の営みの始まりを告げているようです。 ハナエチゼンが刈り取られ、コシヒカリが収穫を待ち、アキサカリがスクスクと育ちます。 秋の…

強さ

深い眠りに落ちる寸前、 何気なく開いたiPhoneから飛び込んできた笑顔に心奪われる時、 胸の高鳴りを抑えきれずに飛び起きます。 年甲斐もなく流れる涙で、 お気に入りのスタンドの灯りのほのかな瞬きが、ぼんやりと揺れます。 https://www.instagram.com/p/…