syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

憧れだったマスター

ザァーッ。 昭和な一日は、ショパンの雨音には程遠い激しいロックな音が窓の外から聞こえてきます。 記憶にないほどルーティーン完全休養日と決めていたにも関わらず、ルーティーン通りの午前四時に目が覚めて二度寝も逃した朝です。 写人が、あなたにお送り…

ピンクのお月様

東の空から昇って、一晩中煌々と照らし続けた満月が、西の空に沈んでゆきます。 強い北からの春風が塵を吹き飛ばしたおかげで、触ると切れそうなくらい輪郭が研ぎ澄まされた満月が、空気が透き通っていることを物語ります。 写人が、あなたにお送りします写…

春風が運ぶもの

めっきり夜明けが早くなって、 暁のグラデーションの中のルーティーンとなった。 天を刺すようにスクッと伸びた大麦のじゅうたん。 道端を覆い尽くす芝桜のじゅうたん。 そして、 早くも始まったハナエチゼンの田植え。 季節の移ろいを感じる朝。 写人が、あ…

ただいま

牡羊座の新月を間近に控えた早朝、 細い月が東の彼方から姿を現します。 山並み上空の空は、 朝日がもうそこまで迫っているのか、 暁のグラデーションに染まっています。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいた…

二つの至福の時

今にも泣き出しそうな夜明けの空が、 とうとう花散らしの〝涙〟をぽつりぽつりと溢し始めます。 同時に、花散らしの風もふゅーふゅーと吹き荒れ出します。 春の嵐は冬の嵐と違って暖かく、散る花びらや揺れる花々は、 どこか楽しそうにも見えます。 写人が、…

止まる時

朝陽がすでに高く昇った街角は、 忙しなく人々が行き交い、先を急ぐ車のクラクションが鳴り響きます。 そんな喧騒の中、フッと万物が動きを止める瞬間があります。 まるでゴーストタウンに化したかのように、 何もかもが動きを止めるその一瞬を感じることが…