2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ディスプレイの気温表示が0度を示す、今秋一番の冷え込みとなった朝は、 澄み切った空気が、暁の空を色鮮やかにしています。 満天の星が、一つ消え、二つ消え、三つ消え… 遥か東の彼方の山並み上空がオレンジ色に染まり、天空には茜色の雲が浮かびます。 地…
木枯らしが霧のような雨を感じさせない午前5時半、 町内の配布物を小脇に抱えてが、一日の始まりです。 まだまだ真っ暗で、人の営みは陰を潜める寒い朝は明ける気配はありません。 ポツポツ、早起きの明かりが灯り始めると、美味しい香りが鼻先をくすぐりま…
今にも泣き出しそうな空が、 とうとう堪えきれずに涙を流す朝は、 冷たい北風にイチョウの葉も号泣して、道路が大変なことになります。 黄色の絨毯の中を、 車が走り抜けます。 人が走り抜けます。 街中が、紅葉から黄葉に。 そんな色の変化を楽しむ朝です。…
晩秋らしい寒さと風景の中、 目覚めた朝は、カーテンの隙間から差し込む突然の朝日の日差しに照らされます。 気が付けば、窓越しの木々はあれだけ流星を誇った葉を落として寂しそうです。 遙か彼方の山並みは白く薄化粧し、 街中は、いよいよ冬支度です。 こ…
グッと冷え込んだ朝は、 冷たい雨が落ち葉を濡らします。 暫くして、北風が追いやった雲間から、 レースのカーテンをすり抜けて、食卓に強烈な朝日が差し込みます。 しかし、長続きはしません。 やがて、黒い雲の中へと飲み込まれます。 強い雨と風に色づい…
昨夕に見た一番星から何千億番目の星だろうか、カーテン越しに見える星が少しずつ姿を消そうとしています。 季節外れの暖かい南風が、力尽きた落ち葉を南から北へと一気に飛ばしています。 オレンジ色から赤みを帯びたブルーの大空の天辺には、下弦を2日後に…
全く音のない朝は、霧に包まれます。 色づいたはずの銀杏も染井吉野も落ち葉も、 何もかもがモノクロームに変化します。 唯一、信号機の三色が距離感を教えてくれます。 走り去るヘッドライトとテールランプが、霧を突き破りますが、それもやがて区別がつか…
冷たい雨が降ったり止んだりの休日は、 大失態から始まる1日です。 ルーティーンに合わせて一度起きたものの、 すっかり二度寝の気持ち良さの虜になりました。 約束の時間をすっぽかし、落ち込む朝でしたが、 昨日の嬉しい知らせに救われた朝でもありました…
雨上がりの晩秋の夜明けは、 街中が澄んで一層鮮やかさを増します。 赤や黄色に染まったソメイヨシノの葉が埋め尽くす時、 ようやく、イチョウの葉が黄色く追いつき始めます。 名残雨が水たまりに無数の波紋を広げて、 まだ顔を出さない朝陽に染められた茜雲…
雲間を突き破って差し込む朝陽は、 すべてのものに息を吹き込みます。 降り続いていた雨が止んで、街中が生き生きと輝き始めます。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供を致しますカメラマンは、…
満月が西の彼方に沈む時、 東の彼方は白々と明け始めます。 やがて昇ってくるであろう朝陽に追い立てられるように、徐々にスピードを上げてゆきます。 姿を消した満月を見届けるように、 山並からまんまるの朝陽が顔を出します。 満月をはるかに凌ぐ日差しが…
カーテンをすり抜けて、朝日がダイニングを柔らか照らします。 目覚めれば、暁の夜空に瞬く星が穏やかな一日の始まりを告げています。 すでにお洒落万端の母親が、ソワソワと動き回る朝です。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りする写心の定期便「m…
秋色(しゅうしょく)に輝く日の出は、 立冬を過ぎて一気に季節の移ろいがペースを上げた気配です。 吐く息が上り坂で喘ぐSLのように、後方へと流れてゆきます。 霜が降りたのでしょうか。田んぼの土が、まるでチョコレートケーキに塗された砂糖のように白く見…
立冬の朝は雨上がり。 力尽きた秋の名残たちが、 ピクリとも動かず、最後の輝きを放っています。 遠くから踏切の警報機がわずかな風に乗ってきます。一番電車の枕木を越す音が追い掛けます。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りする写心の定期便「ma…
立冬を明日に控えた朝は、 霧が立ち込めてピリッと身が引き締まる寒さです。 色づいた葉から滴り落ちる朝露の滴が、顔に当たっては弾き、当たっては弾きます。 深い霧の中にぼんやり浮かぶオレンジ色のヘッドライトは、 間も無く昇るであろう朝日と区別がつ…
西の彼方の山並みと上空の黒い雲をオレンジ色に染めながら大きな夕日が沈むとき、 群れを外れた一羽のカモが、一日の終わりを告げるように寝ぐらに急ぎます。 夕日は秋風に流れる雲に姿を隠すものの、放射状に光を放って存在をアピールしています。 やがて、…
オリオン座が瞬く空は、 満天の星で埋め尽くされています。 〝恋人〟に逢いに行く車中は、ドキドキ感満載です。 とびっきりの場所は、1,115㍍の天空です。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。 午前8時10分の…
顔を洗う水道の水が温かく感じる朝です。 iPhoneが目覚めを伝えるとき、 カーテンの向こうはまだまだ深い闇の中です。 星の瞬きを眺めながら、もう一度瞳を閉じれば、あっという間に夢の世界です。 日の出が遅くなったことが、季節の移ろいを感じさせます。 …