西の彼方の山並みと上空の黒い雲をオレンジ色に染めながら大きな夕日が沈むとき、
群れを外れた一羽のカモが、一日の終わりを告げるように寝ぐらに急ぎます。
夕日は秋風に流れる雲に姿を隠すものの、放射状に光を放って存在をアピールしています。
やがて、夜の帳が下りるころ、
雲間に一番星が輝きます。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
夕暮れの太陽はとても急ぎ足ですね。
ようやく雲の中から顔を覗かせたと思ったら、あっという間に西の空に沈んでいきました。
田んぼ道に延びる電信柱が、
なんとなく、昭和の雰囲気を醸します。
母親がデイサービスから戻るのを待ってのルーティーンは、落日との競争になりました。
玄関灯に照らされたポストを開けると、一枚の不在票が。
「世田谷食品の味噌汁セットを頼んだの」
「電話できたの?」
「以前買ったから電話するだけで届けてくれるんや」
「ははあーん。テレビCM見たんやな。って、どんだけ買ってるんやって」
ばあさんの手作り味噌汁がいいんやけどなあ、と思う朝でした。
枯れ葉舞う街中に花一輪。
もうじき、街中から彩りが消える季節ですね。
首里城に続いて、またも世界遺産で火災があったと朝のワイドショーが告げています。チャンネルを変えても、どの局も話題にしています。
首里城は配電設備が原因ではないかと言われていますが、白川郷も配電設備だったようです。ゴミ集積場もあったとの報道もあります。
中々予防が難しい電気火災は怖いですね。
毎年、白川郷で行われる防火訓練の映像をよく見ます。放水銃が一斉に放水されて風物詩にもなっていますが、今回、その訓練が実を結んで延焼を食い止めたようです。
それにしても、首里城もそうですが、今回の白川郷も、炎上する映像がリアルタイムで拡散されています。各テレビ局や新聞が「視聴者、読者提供スクープ」として。
衝撃的ですよね。時代なんですかね。
ビル群上空には、真っ青な澄み切った秋空が広がっています。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。
写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
11月4日 5.97キロ 12.11キロ
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