syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

森に吹く癒しの風

扉を開けて踏み出せば、ひやっとする朝の風が頰をすり抜けます。 これから向かう頂きが、手招きする朝、 買い込んだ朝食のフルーツをリュックに詰めれば、 雨上がりの土の香りが鼻腔をくすぐります。 雨露が帽子を打つつづら折りは、もう秋の気配が漂います…

一雨一度

昨夜、年に一度の焼き8肉29の日に食べそびれて、 夢まで見て、目覚めてもなお、引きずる朝です。 開け放ったカーテンの向こうは、雨が上がっています。 束ねておいた新聞紙を持って飛び出すせば、 ポツリポツリと雨粒が顔を打ちます。 資源ゴミを持ってゴミ…

チーム福井の出番

カーテンの向こうの文殊の頂上空にできた、 一筋の雲の隙間から光が差し込む時、 早朝のしじまが、一瞬、饒舌になります。 やがて、陽の光も厚い雲の中に隠れると、静けさを取り戻します。 雨上がりの朝、 誰もいない公園は、まだまだ深い眠りの中のように静…

夏の使者から秋の使者へバトンパス

散々泣いて、泣き疲れた空が、必死に涙をこらえています。 流した涙が湖となって、行く手を阻みます。 障害物競走の如く、 ある時は飛び越え、ある時は遠回りして走る時、 水面に波紋が二重三重と広がり出します。 こらえきれずに泣き出したのかと思いきや、…

今はもう秋♪

文殊の頂をオレンジ色に染めた朝日が、 深い雲の向こうに姿を隠す時、 爽やかな秋風がタクトを振ると、大地の恵みがスイングを始めます。 バラードのような、そよ風がオープニング。 やがて大きなうねりとなって、大合唱へと変化してゆきます。 鴨、白鷺、蜻…

2人のときを大切に

先週末は、ばあさんと小旅行を満喫。 2日間で約600キロのドライブ。 今回の旅は、人生88年で初体験ばかりをチョイス。 疲れが心配だったけれど、本人はいたって元気。 2日間、とても楽しそうで良かった。 まず、金沢でギターのインストライブで旅のスタート…

朝陽のちスコールのち虹

文殊の山が初秋の風を受けて朝靄のベールを脱ぎ始めます。 頂から昇る朝日が、風に揺れるベールを薄黄色に染めるとき、 1日の営みの始まりを告げているようです。 ハナエチゼンが刈り取られ、コシヒカリが収穫を待ち、アキサカリがスクスクと育ちます。 秋の…

強さ

深い眠りに落ちる寸前、 何気なく開いたiPhoneから飛び込んできた笑顔に心奪われる時、 胸の高鳴りを抑えきれずに飛び起きます。 年甲斐もなく流れる涙で、 お気に入りのスタンドの灯りのほのかな瞬きが、ぼんやりと揺れます。 https://www.instagram.com/p/…

夏の終わり

今にも泣き出しそうな空を見上げて、 「雨と競争だな」。 ペースを上げて飛び出す時、 道路に出来た水溜りは、空との境の区別がつかなくなります。 遠くの山並みが雨に霞んできます。 川と田んぼに挟まれたコースで、飛び跳ねる緑色の小さい蛙は、 雨の到来…

福井の巨大鮪

サアーッ。 今朝の目覚ましは雨音。 カーテンの向こう側では、スコールのような雨が降り出しました。 ベットの傍らのトレパンの出番はなさそうです。 ルーティーンのスムージーが出来上がる頃、 カーテンの隙間から差し込んだ光が、一直線に部屋を貫きます。…

暁天と友だち

大空の雲が、 夏から秋へと衣替えをしたようです。 未だ明け切らない空に、 白い水滴を一滴落としたような雲が刻一刻と表情を変えます。 山の頂からオレンジ色の光を放ち、朝陽が顔を出す時、 収穫が始まった稲たちがそよぎ、トンボが宙を舞い、ツクツクボウ…

カウントダウン

頭上で照りつける太陽は火の玉となって追いかけてきますが、 頰を吹き抜ける風は、秋の気配を運んでいます。 季節の移ろいのなんて早いことでしょうか。 地面に擦り付て、「早く刈り撮ってくれ」。 実った稲穂は頭を垂れています。 朝日を浴びて黄金色に輝く…

お・も・て・な・し

雲に遮られた朝日から逃げるように、 西の空に丸い月が薄い雲に見え隠れしています。 台風の残り風が、倒れそうな稲に容赦なく吹き付けるとき、 文殊の頂が、白々と明けた空に浮かんでまいります。 台風の影響はほとんど見られない朝です。 これからのひと時…

繋がり

南から北へ猛スピードで流れる黒い雲が、 近づく台風の足音のように感じます。 今にも泣き出しそうな空模様が、恐怖に拍車をかけます。 体を吹き抜ける生暖かい南風は、刻一刻と忍び寄る悪魔を運んでくるのでしょうか。 覆い尽くされた黒い雲は、遥か遠くの…

ご先祖様と話してきました。

早朝から容赦ない日差しが照りつけています。 公園の木々の影が長く伸びて、夏風に揺れます。 涼しいうちにと、愛車のフロントにこびりついた虫を洗い流すとき、 遅すぎた時に、気が付きます。 ボンネットに滝のように流れ落ちる玉の汗が、弾いて間もなく一…

弾丸

暁のグラデーションが段々薄くなるとき、 遠い地平線から真っ赤で真ん丸の朝陽が姿を見せます。 機上の人となって、小窓の向こうに広がる雄大な景色に目をやれば、 雲海の遥か彼方に、日本地図でお馴染みの島影や、未だ雪を頂く奥羽の山々が眼下に広がります…

88年の人生初の食べ物

友宅での愉快なひと時から一夜明けた朝は、 ちょっぴり寝坊。 カーテンの向こう側は登った朝陽が、すでに容赦ない日差しを浴びせようとしています。 おやすみタイマー忘れたエアコンの音が、 心地よい二度寝へと誘います。 記憶の遠くの方でiPhoneが囀ってい…

意義深い調査

「涼風至」とは程遠い熱風が容赦なく、体にまとわりつきます。 山の頂から昇る、燃えるような陽の玉が拍車を掛けます。 久しぶりに雲のない、オレンジからブルーへのグラデーションを愉しみながらのルーティーンも、自然と軽やかになります。 ダイヤモンドの…

涼風至

鱗のような雲が茜色に染まる時、 隙間から一瞬朝日が差し込みます。 まだまだ青い栗が涼風にそよぎ、弱い日差しを精一杯浴びようと背伸びします。 流れる汗にコーティングされて火照った体をすり抜ける風が爽やかで、昨日までの〝それ〟とは明らかに違う朝で…

半世紀経っても変わらない姿

文殊の頂上空に架かる雲は、 朝陽の強烈な日差しを遮ってくれます。 雲のオプラートに包まれた、和らいだ日差しを浴びる時、 公園の遊具と戯れたくなります。 近くからはラジオ体操の音楽とともに、子どもたちの元気な声が僅かに聞こえてきます。 負けじとス…

越の国に光り輝く

猛暑の中に秋の気配を感じる朝です。 早稲の稲穂は頭を垂らし、大空に架かった雲は昨日までのそれとは明らかに違います。 まとわりつくシオカラトンボに混じって、アキアカネが茜色の体をピンと伸ばして舞う姿に季節の移ろいを実感。 遠く文殊の頂から昇る朝…

精一杯

カナカナカナ。 忙しなく起こされたカーテンの向こうには、ボールのような朝日が昇ります。 あまりの暑さに目が醒める日々が、今朝は快適です。エアコンのタイマーをセットせず力尽きた模様。 いつものように愛車のハッチを開けてお気に入りのシューズ選びか…

デビュー

満天の星が降り注ぎ、物音一つしない夜のしじまに身を投げ出せぱ、 星たちの囁きが、一日の始まりを告げています。 早朝の静寂のなんと饒舌なことでしょうか。 文殊の頂に向けて歩みを進めるとき、堪えきれずにキャップの隙間から、大粒の汗が滴り落ちます。…

呼吸

紫陽花が終わったつづら折りは、どこか殺風景で寂しげです。 陽の差さない山肌の木立は薄暗く、まるで眠っているような静けさです。 ライブハウスの扉を開けるように、車のドアを開けて一歩外に出れば、激しく鳴く蝉の鳴き声の、なんと饒舌なことでしょうか…