カナカナカナ。
忙しなく起こされたカーテンの向こうには、ボールのような朝日が昇ります。
あまりの暑さに目が醒める日々が、今朝は快適です。エアコンのタイマーをセットせず力尽きた模様。
いつものように愛車のハッチを開けてお気に入りのシューズ選びから。お気に入りの派手な相棒を選んでスタート。
公園にポツリと転がるボール一つ。
遠くに目をやれば、文殊の頂からダイヤモンドのように輝いた真ん丸の朝日が顔をも覗かせています。
日が暮れるまでボール遊びに興じていた子どもたちの笑い声が耳の奥にこだまし、
先日とある酒場で流れていた、明日に向かって撃て!のラストシーンが瞼の裏に浮かびます。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
ダイヤモンド文殊。
エイドステーションに転がるボール一つ。
蹴りたくなるよなあ。
エイッ!
えっ。
久しぶりに蹴ったボールは、転、転、転…
気持ちは、朝日まで。
明日に向かって撃て!だったんですけどね。
太ももには、玉のような汗。腕にも。
頭からは滝のように。
暑い。
走っている方が明らかに涼しい。
でも辛い。
さあ!どっちを選ぶ。毎朝、究極の選択に迫られる。
とっても大袈裟だ。
いつも走る方を選ぶ。
自分の弱い気持ちに負けたくないから。
太陽に背を向ける向日葵たち。
「自分に負けるなよ」
などと、偉そうに話しかけてみる。
凛とした姿には、いつも力をもらっているのにな。
しっかり木にしがみついて。
朝日を浴びて透けている。
どことなく寂しさを感じるが、辺りでは今朝もうるさいくらいの大合唱が始まった。
蝉たちにしてみれば、僅かな期間限定の晴れ姿。懸命に鳴き続ける姿にも力をもらう。
ハッと気が付けば、足元には無数の抜け殻が。
いろんなところで生を受けて、子孫を残して、1カ月ほどで一生を終えます。
ミーンミーンミーン。
儚いからこそ、精一杯鳴くのでしょうね。
オレンジ色の真ん丸太陽は、
はるか天空に昇り、真っ白に。
白い空と区別がつかなくなります。
やがて、青い空にギラギラとした姿を現します。
お送り致しましたこの写心が、
美しくあなたの心に元気を届けられますように。
写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。
お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
8月5日 5.21キロ 15.83キロ
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