午前4時、変わん間の扉を開けると冷やっとした風が頬を掠めてゆく朝。満天の星空の天辺にはオリオンがチラチラと瞬いて、こちらを見下ろしている。
軽く手を上げてスタートだ。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
台風が近づく、とある風の強い日、
ふわりと、この風に身を任せてみる。
この風が秋を運んできた。
タオルケットから秋布団に変えた。
シャワーから湯船にお湯を溜めた。
久しぶりに味噌汁を作った。
暑かった夏とようやくお別れのようだ。
秋が扉を開けてやってきた。
新色らしい。
本人曰く、真っ赤より少し控えめな赤が秋らしくて良いらしい。
「今日はデイは休みやし、何処にもお出掛けしないし、誰も見んざ」
「自分のためのオシャレやで、いいんやって」
そんな会話で始まる朝。一日の始まりだ。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。 写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
