2020-01-01から1年間の記事一覧
しんしんと降り続く雪が、傘をどんどん重たくしていきます。 ファーストトラックの歩道を走り納めする朝は、今年最後の試練となりました。 午前4時。天から舞い降りる無数の雪が、一切の音を消し去ります。 とても静かな夜明け前です。 写人が、あなたにお送…
スーパーで買い物をしていると、一般の電話がけたたましく鳴ります。 「当たりました」 「はあ?」 「ご応募して頂いたクリスマスケーキです。今からお宅にお届けに参ります」 「おお!は、は、はい」 「7時20分過ぎに生放送です」 「はあ?」 ピンポーン♪ …
真っ暗な冬空に瞬く星が見えたり隠れたり。 目を凝らすと雲がスピードを上げて流れています。 やがて覆い尽くすと、細かい雪がはらはらと天空からゆっくり落ちてきます。 まるで、 「落ちたくない」 声が聞こえてきそうです。 写人が、あなたにお送りします…
バージンスノーを楽しむ午前4時。 振り返れば真新しい足跡が、あっという間に薄くなってやがて消えていきます。 雪降るルーティーンは、降りしきる雪が重りとなってあたかもウエイトトレーニングをしているようです。 1キロ毎に7回、雪を落とします。 写人が…
どこまで透き通った月が、 満天の星空を照らしています。 オリオンが東の彼方の地平線に姿を消そうとするとき、 西の山並みの上に、朝靄のベールに負けず、オレンジ色に瞬き始めます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様…
霧のベールにさっぱり包まれた夜明けは、 今シーズン1番の冷え込みです。 地球に邪魔されて輝きを失いながらも、煌々と照らし続けた満月も、冬ならではの満天の星も姿を消した暗い朝です。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 …
半影月食の〝大役〟を終えた満月が雲間から煌々と顔を出す夜明け前、 夜半の雨でできた水溜りに映り込みます。 双子座満月。 そんな感じに見えたでした。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマン…
北斗七星、オリオン座、明けの明星ブィーナス…… それだけでも15個。 数えだしたらきりがなくなって、あきらめる夜明け前のランニングは、 吸い込む空気が一気に体内を浄化して駆け抜けます。 春、夏、秋…。それらとは全く違う満天の星空です。 写人が、あな…
満天の星たちが何か言いたそうにチラチラ瞬く夜明け前の空気は冷たくて、大きく深呼吸をすれば喉が凍りそうです。 東の彼方の空が暁色に染まり始めます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマン…
ザァーッ。 雨音で目が覚めたものの、完璧な二度寝を決めた朝です。 夜明け前の雨が嘘のような青空が広がるものの、太陽の日差しは冷たい北風を宥めるには力不足のようです。 虹の特異日。雲間から日差しが差し込む度に虹が架かりました。 写人が、あなたに…
満天の星空に慣れたせいか、 何処となく寂しい夜明けです。 それでも、東の雲間から明けの明星がチラチラ瞬きます。 よほど風が強いのでしょうか、見えたり隠れたりを繰り返して、見えなくなります。 南西を目を移せば、恐らく半月に近いのであろう月が薄い…
午前3時半、 流星が見たくてちょっぴり早起きした朝の風は暖かくて、 手袋を脱いでポッケにしまう朝です。 1時間半、ずっと上を向いて走ろう。 今か今か。 月明かりのない満天の空に、ほんの一瞬。 オリオンに向けて。 気がつけば、西の彼方の空が暁色になり…
霧に咽ぶ街は、 つい先日まで、饒舌な秋の虫たちが毎晩コンサートを開いていたのが嘘のように静かです。 早くも冬の生活に入ったのでしょうか。 サクッ、サクッ、サクッ。 乾いた落ち葉を踏みしめるシューズの音だけが響き渡ります。 写人が、あなたにお送り…
南西の低い空にオリオンが瞬き、 振り返れば、北東の低い空に北斗七星が、 東の暁始めた超低空には、明けの明星ヴィーナスが昇ってきました。 天空を見上げれば、満天の星空が全天球で広がっています。 よほど空気が澄んでいるのでしょうか。 地上で瞬く街灯…
どこまでも澄んだ真っ青な空が、上空から優しく見守ります。 遠く日本海を見渡せる365メートルの頂に、みんなの思いが詰まった新しい息吹が誕生しました。 台風の猛威で無惨な姿になったのが3年前。 毎週登る度に、心が痛んだ3年。 真新しい姿に心も晴れ晴れ…
ザァーっ。 午前4時。 窓の外から聞こえてくる雨音が、目覚ましがわりです。 サクッ、サクッ。 いつもなら、心地良いリズムを刻む落ち葉が、今朝は、雨に濡れてシューズの底にまとわりつきます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリー…
前の晩からウキウキ。 今シーズン初の県内産新そばを打てると思うと、瞼を閉じても出来立ての緑色のそばと香りが、頭の中を渦巻いて中々眠られない夜でした。 しかも、毎朝走り回っているそば畑の採れたてのそば。 種まき、白い花の絨毯、収穫。一部始終を見…
木々の色づきも分からない夜明け前は、 漆黒の空と区別がつかない、遥か彼方の地平線も瞼の裏で想像するしかありません。 暗闇にようやく慣れた目に写った山並みは、微かな霧に、ソフトフォーカスのフィルターをかけたようです。 衣を纏ったその上空に、明け…
46年ぶりとなるハロウィーン満月であり、今月2度目となるブルームーンが、 静かに西の彼方の地平線に沈んでゆく。 天空ではオリオンが追いかけ、東の暁の空にはブィーナスが手を振っている。 そんな特別な朝は、今年一番の冷え込みだ。 写人が、あなたにお送…
街が一番きれいで素敵になる季節が今。 色づく街並みの中にいると、とても幸せな気分になる。 日ごろ吹かない口笛を吹いてみたり、 日ごろから歌っている鼻歌を歌ってみたり、 日ごろはしないスキップをしてみたり、 気分がふわふわと浮き上がる。 写人が、…
満天の星が宝石箱をひっくり返したように煌めく漆黒の天空が、 徐々に濃紺に変わり、やがて見事なグラデーション暁へと。 そして、無数の〝宝石〟たちが一つ、二つと消えてゆく。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお…
今回の証拠写真はここへ。 「明日、コスモス見に行くざ」 「明日は世田谷食品来るんやであかんわの」 「はあ?また味噌汁頼んだんか」 「ほや。寒なったでの」 「ほんなら5時出発やざ」 「ほんな早よ、どむならんわあ」 「朝陽がきれいなんや」 「化粧いっぺ…
コォーコォー。 冬の使者コハクチョウが今年も姿を見せてくれました。 今年、初めましてです。 川の流れに身を任せて、長旅の疲れを癒します。 川べりのススキも心地良さそうに秋風に揺れています。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリ…
長閑な昼下がり、突然轟音ともに〝恐竜〟が暴れ出します。 〝自分の背丈〟より遥かに大きいビルを食べています。 時代の流れとともに食い尽くされてゆくビルを夕陽が照らしました。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様の…
昨夜半の天気予報は「晴れ」の期待を抱いて飛び出すものの、 数えられるほどの星に、雲隆盛を確信していつものコースを淡々と走る朝です。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、…
夕焼けのような朝焼けの色。 遠く彼方の山並みが萌え出しました。 もう暫くすると、北から南へ向かう渡り鳥たちが次々と通り過ぎます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福…
星の見えない暗い空を見上げて、ため息を吐き出す己に喝を入れて飛び出します。 川べりに咲く秋桜が名残の強い風に大きく揺れます。 夜明けから強風に吹き飛ばされた雲間から朝陽が一閃、秋晴れを予感させる朝です。 写人が、あなたにお送りします写心の定期…
東の彼方の地平線辺りがオレンジ色に染まり始めた暁時、 遠く山並みから顔を出した細い三日月が、満天の夜空に地球照で美しい姿を浮かべています。傍には明けのヴィーナスが寄り添っています。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム…
無数の赤蜻蛉が秋風にふわふわしていた季節が、いつの間にか過ぎ去ろうとしています。 そんな季節感を感じる余裕もなく、それでも季節は変わりなく移ろっています。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたします…
陽が昇るまでには、もう少し間ある夜明けどきの海原からは、 わずかな潮騒だけを秋風が運んできます。 夜通し煌々と照らし続けた満月が海面に光の道を作りながら、 橋の彼方の水平線に消えてゆきます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroス…