syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

shutter.13 心のエール

30年前とは言いません。せめて7年前に時を戻せたら。 週に7日、通っていたあの頃に。 「住んでいる」とまで言われたあの頃に。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美で…

shutter.12 元気になーれ!

黄昏時の空を焦す一発の水中花火は、 いろんな想いを込めて大輪を咲かせます。 天空から控えめな上弦の月が見守ります。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 福…

shutter.11 いつまでも此処にいたい

オレンジ色に染まった空に負けじと染まる湖面を、 水澄のようにスイスイと滑る先を行く艇を追いかけます。 まるで水彩画に描かれたトンボのように、朝焼け色に溶け込んでゆきます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様の…

shutter.10 未来のショー

夜空で繰り広げられるショーを見上げる度に、 宇宙の営みに想いを馳せます。 地上では未来に向かう槌音が響いています。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 数…

shutter.9 栄華に想いを馳せて

真っ赤な曼珠沙華が咲き誇るこの時期、此処を訪れると、 瞼の裏に、往時の栄華を誇った城下町の賑わいが浮かびます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 一乗…

shutter.8 心地よいシャワー

雨が上がって間もない霧中のブナの森を彷徨います。 其処は誰もいないマイナスイオンの宝庫。 耐えることなく降り注ぎます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です…

shutter.7 天空の街

霧が揺れる山道の先に広がる雲海。 昇り始めた朝陽が、空をうっすらオレンジ色に染めます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 週末の早朝に登り始めて7年にな…

shutter.6 美味しくな〜れ

まるで五線譜上で踊る音符のようです。 真っ白なそばの花が秋風に揺れてスイングします。 花たちが一斉にハーモニーを奏で始めました。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福…

shutter.5 自分へのご褒美

西の遥か彼方の水平線沈む夕陽と、 天空に姿を表した三日月が、 一つのファインダーに収まった夕暮れは、 わずかな潮騒だけが聞こえてくる、静かな時だけが過ぎゆきます。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいた…

shutter.4 やっぱり特別ですね。

煌々と橙色の満月が夜の帳が下りた文殊の天辺から昇ってきました。 赤くて大きくて、それはそれは堂々の名月です。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 収穫を…

shutter.3 秋風にスイング

雨上がりの秋空は、とびっきりの表情を見せます。 一点の曇りもない澄んだ青空は、 今の澄んだ心と重なります。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 真っ白なそ…

shutter.2 奇跡の風景

夕暮れ時の一瞬。 忙しなく家路を急ぐころ、 どれだけの人が気がついただろうか。 そう、此処は地上の楽園。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 西の彼方の山…

shutter.1 天空の楽園

朝陽に輝いて赤く染まる頂きが、うっすら綿帽子を被っています。 そう、ここは天空の楽園。 コロナ禍、 当たり前過ぎた忘れていた古里福井の風景を再発見してみようと思います。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供…

ここ八時に寝るわけ

夜明け前の街中に飛び出せば、 よほど風がなかったのでしょうか、 刈り取りが済んだ田を焼く香ばしい匂いが漂って鼻先をくすぐります。 辺りが白み始める頃、遠い地平線の遥か上空のうろこ雲が隙間に、 明けの明星が、〝また明日〟と、 少しずつその姿を消し…

長い友達進化之図

雨上がりの朝は、 コースにできた水たまりを飛び越えよう。 バシャバシャバシャと、水しぶきをあげて、 朝を告げよう。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。 長…

ウィズコロナ

まだまだ夜明けには早過ぎる空には、暗黒の世界が広がっています。 瞬く星は一つも見つからないのは、一面雲が覆っているのでしょうか。 やがて、東の遥か彼方の山並みの上に、 まるで裂けた傷口のような雲間が僅かながら赤く染まっています。 体をすり抜け…

こんなパワーが欲しい

カーテンの向こう側から聴こえてくる虫の音が、すっかり〝目覚まし〟代わりになった涼しい朝は、雨上がりの匂いが鼻腔をくすぐります。 写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。 皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福…

当たり前を忘れずに。

野山を駆ける。 当たり前だった子どもの頃。 今では、生きる目標となって特別なことになっています。 木立をすり抜ける風を感じ、鳥の囀りに耳を傾けて走る。 なんと清々しいことでしょうか。 ここは一つ童心に返って、 「当たり前」を忘れずに、自然の力を…

人生の卒業にはまだまだ早過ぎる

文殊の山並みの彼方の空が、 暁のグラデーションに染まる朝、 細い三日月と明けの明星が、 やがて昇ってくるであろう朝陽にオレンジ色に染まります。 そんな神秘的な宇宙の営みに身を投げ出すと、 静寂の中から万物たちの囁きが聴こえて参ります。 写人が、…

9.11

文殊の山並みの遥か彼方の空を真っ赤に染めて、黒いフェニックス不死鳥が二羽、翼を広げて舞い上がります。 負けじと翔けますが、 不死鳥は、フッと微笑むように飛び去ります。 遥か上空を吹き抜ける風が、 不死鳥を加速させ、あっという間に姿が見えなくな…

パワー

久しぶりの暁天は、 それはそれは素敵なグラデーション。 遥か東の彼方の地平線がオレンジ色に燃え出すと、 満天の星が一つ消え二つ消え。 やがて最後の数千番星が、濃紺の空に消えてゆく。 そんな宇宙のパワーを全身に浴びる。そんな朝が好きです。 そして…

落し物

記録的に遅かった梅雨明け。 短いであろうと鷹を括っていた猛暑。 そして、残暑。 今朝、夏の扉を開けて飛び出すと、ひんやりとした秋風が頬をすり抜けました。 これまた記録的だった台風の落し物でしょうか。 お久しぶりです。 写人が、あなたにお送りしま…

楽しく生きて、敵に勝つ

漂う朝靄に包まれるように朝日が昇る朝は、 まだまだ寒さが残るものの、 穏やかな日の出です。 楽しませてくれた桜の宴が知らず知らずのうちに去った後は、 どこか寂しげな朝です。 朝日が昇ると、 朝を告げるように、ウグイスがさえずり始めます。 これから…

四十数年ぶりのお弁当

満天の星が、 一つ消え、二つ消え。 やがて昇ってくるだろう朝日が、東の彼方の山並上空を暁色に染める頃、 同じ色の下弦の月に寄り添うジュピター木星が最後の瞬きを放ちます。 まるで行進でもするように、一直線に並んだ土星と火星も、負けじと輝きます。 …

コロナにカツ

夜明け前の暗い空に、 はらはら舞う花びらが、瞬く星と区別がつかない朝です。 どんよりとした雲の隙間から朝日が差すと、一瞬、春の風が吹きます。 そんな日の出は、風にそよぐ六条大麦の絨毯のスイングに、足取りも軽くなります。 名残りの月が、顔を見せ…

国は人なり

明け方に降った雨が上がった夜明けは、 スーパームーンを過ぎた月が水溜りに姿を落とす朝です。 まだ見えぬ、東の彼方から昇るであろう朝日にバトンを渡すと、 徐々に姿を薄くして、 やがて、西の空に消えてゆきます。 バトンを受けた朝日が、万物に息吹を与…

敵は自身の心。気持ち。

いつもと変わらない朝陽が、 もやを突き破って昇ります。 いろんなものを振り払うかのような、穏やかな中に、力強い光です。 同時に東の彼方から吹き抜ける風もまた、 爽やかな中に、力強い風です。 これからのひと時。 写人が、あなたにお送りします写心の…

桜の囁き

遥か東の彼方の地平線が、 暁色に染める中、 春とは思えない寒さに目覚める朝は、 咲き誇る桜も目覚めを待ちます。 満天の星は、 やがて、一つ、二つ、三つと姿を消してゆきます。 早起きのカモが数羽、見事なV字飛行を見せています。 まるで、戦闘機の一糸…

桜に感謝

レースのカーテンの向こう側は、 もう、花吹雪。 桜が咲いていたことさえ忘れてしまっていた朝です。 東の彼方の山並みは、 朝霧というベールを纏っています。 全てのものをオレンジ色に染めて昇る朝日は、 とても優しい光です。 体全体で思いっきり浴びても…

不死鳥の如く

雲一つない暁の空に輝く満天の星は、 やがて、遥か彼方から昇る朝日が放つグラデーションに飲み込まれてゆきます。 世の中の喧騒に忘れていた季節の移ろいを、 ツンと天を向く麦穂が思い出させてくれます。 薄っすらと衣を纏った山並みから朝日が顔を覗かせ…