まだまだ夜明けには早過ぎる空には、暗黒の世界が広がっています。
瞬く星は一つも見つからないのは、一面雲が覆っているのでしょうか。
やがて、東の遥か彼方の山並みの上に、
まるで裂けた傷口のような雲間が僅かながら赤く染まっています。
体をすり抜ける風は、ひんやりと秋の漂いです。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
苔むした平泉寺境内は、
杉木立をすり抜けて差し込む日差しが織りなす模様は、
まるで上等なペルシャ絨毯を敷き詰めたようです。
このコロナ渦、ひっそりとした佇まいは、
本来の美しさなのかもしれません。
関孫六
内祝いでいただいたカタログギフトの数ある商品の中で、光り輝いていたページ。
料理担当としては、迷わず即決でした。
鋭い切れ味に、切ってはいけないものまで切りそうです。
息子がこれを使って作った料理を、母親が弁当箱に詰めます。
福田家のウィズコロナ、新生活スタイルです。
裁縫担当の来年卒寿を迎える母親は、
今でも器用に針仕事をします。
メガネかけずに糸も通します。
最近、洗濯洗剤の3プッシュを覚えました。
陽が昇っても、爽やかな秋風が街中に吹き抜けます。
4連休の駅前は、マスクなど感染対策万全の大勢の人で賑わい始めました。
そうして、段々と新しい生活スタイルが浸透していくのでしょう。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。