真っ赤な曼珠沙華が咲き誇るこの時期、此処を訪れると、
瞼の裏に、往時の栄華を誇った城下町の賑わいが浮かびます。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
自生はしないと言われる曼珠沙華。
一体、誰が植えたのでしょうか。
四百数十年前の戦国時代、十一代にわたって朝倉氏がおさめ、栄華を極めた城下町に思いを馳せます。
春は桜の花びらが舞い、
夏はサラサラとせせらぎが聞こえ、
秋は曼珠沙華が先祖代々を護り、
冬ははらはらと雪が人々を守るように包み込みます。
間違いなく此地が、古たちで活気溢れていた証です。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。