syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

涼風至

鱗のような雲が茜色に染まる時、

隙間から一瞬朝日が差し込みます。

まだまだ青い栗が涼風にそよぎ、弱い日差しを精一杯浴びようと背伸びします。

流れる汗にコーティングされて火照った体をすり抜ける風が爽やかで、昨日までの〝それ〟とは明らかに違う朝です。

 

二十四節気立秋

七十二候、涼風至(すずかぜいたる)

 

そんな一日の始まりは、季節の移ろいを実感する朝でもありました。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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青々して小さくて、恐る恐る触ってもツンツンが産毛のように柔らかいくて痛くない。

子どもの栗って、こんなんだなあ。

そんなイガに守られて、実がすくすく育っているんだな。

青から茶色くなって、パカって割れて、実が弾けるまでには、もう少しかかりそうだね。

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いつものエイドステーションで休息していると、通り抜ける風が涼しくて。

昨日までは熱風だったのにな。

風が涼しくなって秋になる頃。

古たちは、季節を肌で感じていたんだなあ。

「汚してゴメン」

それでもやっぱり暑い。

 

昨夜から、令和のバックカップル誕生で持ちきり。

朝のニュースも一色。

「10年間、戦場で戦う戦士でした。ようやく、鎧を脱げる人と巡り会えました」

何故か心に響いて、涙が溢れました。

38年間闘い続けてきた己とオーバーラップしたこともありますが、これからも違う敵と闘い続けなければならないと思った時、

あー、鎧を脱ぐことができる人かあって。

そうだなあ、鎧をつけたままはきついよなあ。

はっ。

実は今、仕事で「鎧」と闘っているのです。内容は極秘です。

トップシークレットの超極秘任務。

終戦記念日には………

 

いつもの珈琲処。

見慣れない店員の女の子。

8月から新しくなった制服が初々しい。

おぼんに目一杯料理を乗せて、そろりそろり。

目線は一点、料理。気持ちは分かるけど、前見ようよ。

横を夏休みの子どもが走り抜けます。

見ていても、あぶあぶ。

手を貸したくなります。

無事、テーブルまでたどり着いて、ホッとする朝です。

お送り致しましたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供いたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

8月8日 5.85キロ 33.33キロ

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