深い霧に太陽が消えて、
それでも明るく明けた朝の清々しさに心を休める時、
遥か上空を、音もなく流れ去る風は、
朝のルーティーンの始まりを告げています。
豊かに流れゆく風に顔を出したり隠れたりの光を浴びれば、体内から力が漲る朝です。
公園の木々から届くさえずりを聞きながら深呼吸をすれば、
光と影の境に消えていった朝陽も
瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする
写心の定期便。「maguroストリーム」。
皆様の、お供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
まるで月明かりのような朝陽の中、スタートしたルーティーン。
東北地方は「梅雨寒」だと、サラッと目を通した朝刊が告げていました。西日本は逆に真夏日予想だと。
走り出すと、あっという間に汗が流れ出します。まるで滝のように頭頂から頰を伝って、顎から上げた太ももに流れ落ちます。
途中、ゴマダラカミキリを見つけ、童心にかえってワクワク。
天敵なんてへっちゃらとばかりに目立つ白黒マダラ模様のオシャレさんと暫し遊んでました。
「あっそうそう、写心撮らなきゃ」
と思った瞬間、飛んで行ってしまいました。
「クソ、シャイな奴め。愛想なしやなあ」
「しもたあ、遊んでえんと早よ撮っておけばよかった」と後悔しても後の祭り。
太陽がせせら笑うように、遥か上空の霧に見え隠れ。
気が付けば、足元は滴り落ちる汗で出来たマダラ模様に1人ニヤニヤ。
「あぅ、それ撮っておけばよかったのか」
後の祭りばかりの朝でした。
やがて霧が晴れるにつれ、
次第に煌々とまたたき出す太陽は、
白い空と区別がつかなくなります。
お送りしましたこの写心が、
美しくあなたの心に
元気を届けられますように。
写人がお送りした音楽の定期便、
「maguroストリーム」。
お供をいたしましたカメラマンは、
わたくし、福田正美でした。
7月17日 5.02キロ 66.49キロ
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