カーテンの向こうの文殊の頂上空にできた、
一筋の雲の隙間から光が差し込む時、
早朝のしじまが、一瞬、饒舌になります。
やがて、陽の光も厚い雲の中に隠れると、静けさを取り戻します。
雨上がりの朝、
誰もいない公園は、まだまだ深い眠りの中のように静寂に包まれています。
猛暑を物語るように、
色づいて力尽きた葉の上の雨露の玉は、
ワックスを塗ったように、コロコロと風に揺れます。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
今朝のルーティーンは、いつ泣きだすか分からない空模様のため、
マイ秘密基地内の周回コースをぐるぐる。
3.5キロほど走った後の、
エイドステーションの木のベンチに落ちた葉は、赤や黄色に色づいています。
辺りを見回すと、木々の先の方が少しずつ色づき始めています。
雲梯を使って上半身のトレーニング。
還暦爺やりたい放題の、独り占めのひと時です。
昨日から伝わる九州北部豪雨の映像を見ていると、どうしても15年前の福井豪雨を思い出します。
道路と田畑と区別がつかなくなり、水没した住宅や車、腰まで浸かって逃げ惑い、ボートで避難する住民、2階の屋根に立ちすくみ救助を待つ住民。
今回も自然の猛威に、2人の方が尊い命を落としました。
1日も早い日常復帰を願って、ボランティア先進県「チーム福井」の出番ですね。
雨に濡れた枯れ葉を踏みしめて、エイドステーションを後にすれば、
点滅だった信号が動き出して、午前7時を回ったことを告げています。
いつのまにか、道路は先を急ぐ通勤の車であふれています。
動き出した街中につられてペースを上げれば、
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく元気を届けますようにに。
写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。
お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
8月29日 5.78キロ 114.22キロ
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