オリオン座が瞬く空は、
満天の星で埋め尽くされています。
〝恋人〟に逢いに行く車中は、ドキドキ感満載です。
とびっきりの場所は、1,115㍍の天空です。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
午前8時10分の刈込池。
真っ暗な登山道を進んで、686段の階段をひたすら登ること40分。
白々と明けた池に到着すると、すでに十数人が思い思いなポジションにスタンバイ。
三十数年通い続けて見つけた絶好のポジションにほ、先客はいません。
待つこと2時間。
顔を出した朝日が色付いた木々に息吹を吹き込みます。
〝眠れる森の美女〟のお目覚めです。
午前6時20分
ピーンと身を切るような寒さに体が震えます。
水面には朝霧がゆらゆらと、出来ては消え出来ては消えを繰り返します。
正面の三ノ峰にはまだ、日は当たっていません。関節もなく穏やかな姿を見せています。
午前6時25分
風はなく、
色付いた木々、三ノ峰、雲ひとつない青空が、まるで水鏡のように水面に映り込みます。
午前6時30分
三ノ峰の頂に朝陽が当り始めました。
いよいよ、
池のお目覚めまでのカウントダウンが始まります。
午前6時50分
当たり始めた朝陽が、一気に駆け下りてきます。
午前8時
「おはよう」
山並みから登る朝陽が三ノ峰を真っ赤に染め、
赤や黄色に色づいた木々を徐々に起こし始めました。
ひたすら待つこと二時間、芯まで冷えた体を暖めてくれるのは、
友特製の温玉チーズカレーうどん。
どんどん、体内に血が通っていくのが分かります。
そして食後に煎れてくれたコーヒー。
パワー充電完了で下山開始です。
今年も、写心の神様は会ってくれたようです。
今朝はのルーティーンは、
鱗雲を突き抜ける飛行機雲に追いかけられてのランです。
飛行機雲が弦を弾いているようで、
瞼に昨日のハーモニーホールふくいでのコンサートが目に浮かびます。
そして、地区の文化祭へ。
地区民が繰り広げるマジックショーに、母親は大喜び。
そんな母親と、
「おめかしせんでいいって」
「ほんなわけにはいかん」
など、忙しなく時が過ぎる休日の昼下がりです。
お送りしたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届きいたしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
11月3日 6.14キロ 6.14キロ
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