syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

暁天。そして2日連続の童心帰り

上弦の半月とジュピター木星のランデブーが西の彼方に消え、

東の彼方が暁となり始める頃、文殊の山並みが姿を表します。

車窓の向こう側に広がる風景と、満天の星空は壮大な宇宙の営みを感じます。

随分、夜明けが遅くなりました。

まだ生き物は深い眠りの中、深い森のしじまに一歩踏み込めば、暗闇に溶け込んでいきます。

やがて、大地を踏みしめる足音に混じって、ヒグラシが鳴き始めます。

そびえる木々の輪郭がはっきりし始める頃、ヒグラシに変わってミンミン、ツクツクボウシの大合唱が幕を開けます。

負けじと鳥が囀ります。

早朝の山の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。

室堂に手を合わせると同時に昇った朝日が、御神木をオレンジ色に染めて、夜明けを迎えます。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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御来光が御神木を照らします。

そして、爽やかな夜明けを迎えました。

まさに、ローヤルさわやか。
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愛を育んだであろう〝恋人〟も、寄り添いながら朝日にうっとり。

山頂に穏やかな時が流れます。

僕はお邪魔虫かな。

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下山途中、室堂近くで、

クワガタのメスを発見。もう少しで踏みつけちゃうところでした。

まだまだ若い緑色のドングリは食べないみたいです。

それにしても、なぜ、クワガタを見つけるとワクワク心踊るのでしょうか。

2日連続の童心帰りに、思わず苦笑い。f:id:syabito:20190907103427j:image

朝日に照らされた山頂大文殊での記念撮影も、もう何枚になっただろうか。

6年間で、おそらく300枚以上。

ずいぶんメンバーは変わったけれど、山頂に流れる時は変わらないです。

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暁。

この時間帯が一番好きなんです。

遥か彼方の地平線が朝日のオレンジ色に照らされ始めて、濃紺、漆黒の天空までのグラデーション。

無類の夜明けフェチ。朝日フェチ。日の出フェチ。

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時代の波か。

24時間営業のコンビニが深夜閉店に。

45年前に、午前7時から午後11時営業で第1号店が東京にオープン。

学生の頃、毎日のように通ったけれども、買っていたものといえば、コーヒーだった記憶が。

まだまだ、コンビニで生活する買い物をする感覚ではなかったと思います。

いつのまにか、24時間営業が当たり前の時代になって、コンビニがなければ生活できないとまで言われて久しいですが、

ここにきて、様々な問題から見直され始めました。

ファッションと同じように時代は回るのでしょうか。

 

まだ早朝だというのに、太陽が真上を目指し始めると、秋から真夏へと変わっていきます。

見上げた木々の隙間から射し込む日差しは、容赦なく体に刺さります。

お送りしたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りしました写心の定期便「maguroストリーム」。

お届け致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月7日 5.92キロ 27.92キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景