文殊の頂の東の空が、暁の姿を見せ始める頃、
上空はまだまだ、深い暗闇に包まれています。
蝉と交代した秋の虫の鳴き声だけが、
夜明けの近いことを知らせてくれます。
間も無く空は一気に明るくなり、秋雲の姿がハッキリすると、やがて、茜色に染まります。
夕焼けと見間違うような、鮮やかな朝焼けに身も心も跳ねる思いてす。
待ちかねたように、カモが一斉に飛び立ち、まるで宇宙の神秘を楽しむように青空を舞って、彼方に姿を消します。
早朝のしじまの、なんと雅なことでしょうか。
飛びっきりの額縁の中の名画が、瞼に浮かんで参ります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
今朝のこの朝焼けは、ほんの1分ほどのショー。
Take1で連続で撮りましたが、Take2はもう色褪せてしまいました。
夕焼けもそうなんですが、朝焼けはもっと旬が短いのです。
一瞬を撮リミングするって、とても難しいですよね。
「そんな風景を皆さんに届けたい」
一心で発信します。
写心で、同じ時同じ風を感じてもらいたいと願っています。
立ち寄ったエイドステーションに、
置き忘れられた、ぬいぐるみとおもちゃ。
耳を澄ませば、子どもたちの元気な声が聴こえてきます。
雲梯でトレーニングを始めれば、
一気に時空を超えて、半世紀前にタイムスリップ。童心にかえります。
違うことといえば、
二つ飛びが出来たことが、今は一つずつ。
20回以上出来た懸垂が、今や、数回が限度。
きっと、
ぬいぐるみも笑っているでしょう。
お送りしたこの写心が、あなたの心に元氣を届けられますように。
写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。
お届きいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
9月6日 5.38キロ 22.00キロ
#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井