真っ赤に染めた朝日が厚い雲に覆われて、
一面真っ白に姿を変える時、
深夜の天気予報が珍しく外れたことを告げています。
1時間、2時間、3時間・・・
やがて、レースのカーテンを突き破ります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
今宵、皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
空の日、大空を翔ける。
真っ赤な朝焼けに始まった1日は、
あっという間にどんより曇り空に覆われます。
顔を出さない太陽が雲の向こうで天頂に到達すると、一気に青空が広がります。
文殊の頂から一筋の飛行機雲が一閃。
サンフランシスコ発、仁川行、ユナイテッド航空。
9085キロ、12時間25分の大空の旅。
8202キロ、文殊山上空を通過して、残り1時間30分で旅の終わりを迎えます。
空の日に僕の真上を通過した記念すべき飛行機。
ジャズライブデビューした母親は、今宵もノリノリ。
早速、ウーロン茶とジンジャエールで乾杯して、ライブの始まり。
いつもなら、サックス、ドラム、ときにパーカッションが加わり、軽快なリズムを奏でますが、
今宵は、ピアノとベースのデュオ。
しっとりと落ち着いた素敵なライブとなりました。
どちらかと言えば、縁の下の力持ちの2人の慣れない掛け合いも、
とても新鮮でした。
〝ライブハウス〟のオーナーの渾身の料理が花を添えました。
母親は、チーズケーキまでオーダーして、人生初めてのジャズライブを堪能する姿に、目を細める息子でした。
ステージ中央で、ゆらゆら揺らめくロウソクの炎をぼんやり眺めながら、
2人が奏でるリズムに目を閉じれば、
曲の物語が瞼に浮かびます。
お送りしたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込んでで行きますように。
写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。
今宵、皆様にお届けしたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
9月20日 6.12キロ 98.65キロ
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