syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

目覚めないスプリング・エフェメラル

春告鳥が鳴かない朝は、

染井吉野だけが日に日に花をつける、

どんよりした目覚めです。

青空と雲が交差する夜明けは、

そろそろ、花冷えの日の出を迎えます。

夜半に降った真丸の雨粒が、

息吹を感じさせます。

森を吹き抜ける風が、

水滴をポンと弾きます。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20200330124411j:image

目覚めないスプリング・エフェメラル。

なかなか暖かくならない森で、目を覚ましません。

時折、森を駆け抜ける風が起こしますが、

ぐっすり眠ったままです。

f:id:syabito:20200330124400j:image

初恋。

耐え忍ぶ。

下を向いて恥ずかしそうな姿の花言葉

下を向いてじっと耐える姿の花言葉

春の日差しが差し込むのを待ちます。

そして、パッと花びらを開かせます。

その一瞬を待ちますが、

願いは叶いません。

また、いつか会いに来るとします。

水滴が一粒、地へと帰ってゆきました。
f:id:syabito:20200330124404j:image

妖精たちは7、8年かけて目醒めます。

自生の〝彼女〟たちは、絶滅危惧の危機に瀕しています。

それでも、必死に長い年月を重ねて生まれてきます。

だからこそ美しいのでしょう。

春の妖精たち。

目を覚すのをそっと見守ります。
f:id:syabito:20200330124417j:image

「水ようかん買ってきて」

朝っぱらの第一声です。

3月いっぱいで終わるのをちゃんと知っています。

約束通り買って帰ると、

「早よ食べよ」

「おいおい。いまから晩ご飯や」

「別腹や」

「あのなあ、別腹と言うのは食べた後に食べるもんやがあ」

「ほんなもん、どっちも一緒や」

「まあ、ほやな」
f:id:syabito:20200330124422j:image

腹がいっぱいになると、これです。

どんだけ、くつろいでるんやろ。

そして、テレビにツッコミを入れます。

「(寝室の)エアコン付けてこ」

定時の9時、寝る準備です。

ぐっすり8時間。

翌朝は、5時に起きてお化粧です。

このほか、ばあさんも、息子同様、ルーティーンがあります。

1日の始まりは新聞取り。カーテン開け、朝食後のお薬、ゴミ箱の整理、洗濯、ポットの水差し。ときどき裁縫。などなど。

同じことの繰り返しですが、とても元気に過ごしています。

 

お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。

写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

3月30日 6.79キロ 🏃‍♂️ 132.0キロ
#ルーティーン #ラン #running #run #2020 #風景 #福井 #福井の今