syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

見えない相手

厳寒の夜明け前、

スノームーンを少し過ぎて欠けてゆく月が静かに西の空に沈んでゆきます。

と同時に、東の彼方の雲が茜色に染まり始めます。

やがて、その雲も天辺へと静かに広がって、時の流れと同調しています。

張本人の朝陽の動きが瞼の奥に浮かびます。

もうそこまで来ているであろう日の出を待てずに、ルーティーンの終わりを迎えるものの、

もう少しのところまで季節は移ろい、宇宙の営みを告げているようです。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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9分間の宇宙の営み。

2枚目、午前6時47分

文殊の山の遥か彼方から朝陽が上空の雲を染め始めます。

3枚目、午前6時52分

朝陽の光が威力を増し始めます。

1枚目、午前6時56分

朝陽の威力は天辺まで達して、暗い空が明るくなり始めました。

 

とうとう、検疫官まで感染しました。

細心の注意を払っていたプロでも、見えない相手との闘いは過酷だということです。

一般の人たちにとって、どれだけ恐怖か。

フェリーやホテルに隔離されている人たちは、姿の見えないウイルスだけでなく、持病との闘いで、体力と精神はもうボロボロでしょう。

これ以上感染させないためには、国がやらなくてはならないことは、まだまだあると思います。

でも、最終的には、国民一人一人の自助努力が一番大事なんだろうなあと思うのです。

「自分でできることは、なんでもしよう」

見えない相手と一生闘うサバイバーの僕だから、こんなこと思ってしまうのでしょうか。

ワイドショーからは

なんでこうしないんだ、対応が遅すぎる、などのコメントが毎朝流れてきます。

こうしましょう、のコメントが聞きたいのになあと思うのです。

 

そんなことを思った朝でした。

お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。

写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

2月12日 6.30キロ 🏃‍♂️37.07キロ
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