サアーッ。
激しい雨の音を子守唄がわりに眠りについた朝は、
チュンチュン。
カーテンの向こう側から聞こえてくる雀の鳴き声ご目覚ましがわりです。
こんな朝も悪くないと、表に飛び出せば、
季節外れの寒さは相変わらずで、
夜明けを知らせてくれたであろう雀の動きも緩慢です。
田んぼに張った氷は霜柱のように盛り上がり、
春だとと言うのに、まるで極寒期のようです。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
まだ朝陽が届かない寒々とした田んぼは、氷に覆われて所々盛り上がって霜柱になっています。
遙か上空で茜色に染まり出した雲が、宇宙の営みを告げています。
薄っすら白く輝く下弦を過ぎた月の横を、近くの浅水川を飛び立った鴨の編隊が、西の彼方に向かって飛び去り、朝陽を浴びてオレンジ色に染まっています。
きっと、鴨たちからは日の出が見えているのでしょう。
遠く西の街並みに朝陽が当たり始めました。
まるで波が打ち寄せるように、こちらに向かってきます。
到達を待とうと、暫し、足を止めますが、余りの寒さにウロウロ。じっとしていられないのです。
手に取った氷は日差しに負けて、ポタポタと〝泣き〟出します。
昨夜は、白血病に倒れた水泳の池江璃花子選手が、まだまだ闘い半ばでありますが、406日ぶりにプールに入ったと言う嬉しい投稿が飛び込んできましたね。
今朝の氷のように、久し振りにポタポタと男泣きしました。
筋肉が落ちてしまって、水泳選手特有の体つきからは程遠い姿でしたが、何故かほとばしる力強さと喜びが伝わってきました。
強いなあ。
水に浸かった彼女の、今日のどこまでも青い空のような笑顔を見ていると確信しました。
きっと、復活すると。
負けてられんな。
お送りしましたこの写心が、あなたの心にうつかしか溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
3月17日 5.46キロ 🏃♂️ 78.50キロ
3月18日 3.78キロ 🏃♂️ 82.28キロ
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