立春を過ぎてようやく冬らしい寒さが街中を包み込みます。
西の彼方上空には、満月が寒々と雲間に見え隠れしています。
東の彼方上空は、やがて昇るであろう朝日が、暁色に染ま始めました。
それも瞬く間に厚い雲に遮られます。
雲の遥上空で繰り広げられる追いかけっこが目蓋の裏に浮かび、宇宙の営みを告げています。
道路にできた小さな水たまりさえも凍らせる厳しい冷え込みと身を切るような風が、容赦なく襲いかかります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆さたのお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
誰が名付けたのか、2月の満月スノームーン。
夜明け前の冷たい空に、突然姿を見せました。
オレンジ色の光を放つものの、どこか寒々とした灯りです。
記録的な暖冬と報じていたニュースが、北海道では氷点下30度に迫る寒さだと告げていました。
寒くて厳しい冬があるからこそ、暖かくて穏やかな春が訪れます。
満月は、春を迎えるにあたり、先を急ぐ冬将軍さまの〝落とし物〟でしょうか。
まだまだ薄暗い街中の遠くの民家に、ポツリポツリと暖かい灯りが止まり始めました。
見守るように浮かぶ満月が、
徐々に光度を下げて西の地平線に!姿を落としてゆきます。
やがて、外灯の灯りが一つ一つ消えて夜明けを迎えるものの、朝日は暑い雲の中で眠りから覚めないようです。
88歳の母親は、最近どんどんデビューを果たしています。
今回は牡蠣。
もう、箸がたまりません。
焼き上がる牡蠣を、まるで飲み物のように平らげてゆきます。
「貝は嫌い」
断言していた母親も、
「美味しい美味しい」を連発。
これからのリクエストが怖いです。
そしてガレージBBQ。というかBBQ自体初めてです。
焼き上がりが待てないのか、うちわで炭を扇ぎます。
とてもBBQが楽しかったようで、
「今度家でもしよう」
どんどんいろんなこと楽しんで長生きしてほしいと願う息子です。
デザートは焼き芋。
きれいに皮を剥く母親に、
「皮が栄養あるんやで食べなもったないがあ」
「もう栄養摂る歳でもないわ」
「長生きできんぞ」
の一言に、渋々食べる母親です。
友人たちにご馳走する蕎麦を打ちました。
久しぶりに茶蕎麦にしてみました。
抹茶を10グラム蕎麦粉に混ぜてみましたが、30グラムほど入れないと香りまでは出ないようです。
茹で時間1分30秒、氷水で冷めた蕎麦はきれいな緑色になりました。
深い独特の、おろし蕎麦です。
雲海の上の文殊山山頂は、長い氷柱が出来るほどの厳しい冷え込みでした。
フクロウ一家も、とても寒そうに身を縮めていました。
これからだんだん暖かくなって春を迎えるのですね。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
2月8、10日 11.47キロ 🏃♂️24.30キロ
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