グッと冷え込んだ氷点下の朝、
東の彼方の暁の空に浮かぶ細い細い暁月に手を振ります。
羽衣のような雲が、遥か上空の微風を物語っています。
太陽のパワーがまだ届かない地上では、
田んぼの土には霜柱が立ち、水溜りには氷が張ります。
刻一刻と変化する自然の色が、宇宙の営みを告げています。
遠くからは一番電車の通り過ぎる音が、風に乗って届きます。
3日後に新月を控えた細い月は、
夜明けとともに、静かに姿を消してゆきます。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
街中では梅が、
1カ月近く早く咲き始める雪なし大寒と油断していたら、一気に厳しい冷え込みの朝を迎えましたね。
早朝ルーティーンでは、ブラックアイスバーンに足を取られました。
田んぼの土は霜柱に、むくむくと盛り上がり、
水溜りに張った氷は、みしみしと音を立てて動いているようです。
午前6時スタート前、何やら家裏からゴソゴソ。
「灯油無くなったんやって」
母親のルーティーン、灯油ポリタンクサッカーの始まりです。
「おお。はえーなー」
「気つけて行ってきね」
「戻ってすぐ入れるように風呂沸かしといて」
「オッケー」
早朝から元気な親子です。
か細く妖艶な光を放つ三日月に、おはようの挨拶をしてトレーニング開始です。
やがて昇ってくる朝日が空を染め始めるものの、月灯りも届かずまだまだ暗いコースはヘッドライトの明かりが頼りです。
モーニングショーで「妖精さん」が話題になっていました。
羽が生えているように、
昼間ふら〜と出社してきて仕事をあまりせずに、
夕方ふら〜っと帰社する高給取りの中高年のことらしいです。
僕は、仕事していないように見せておいて、影ではすごい仕事をしている中高年が、
かっこいいと思います。
男は黙って…
古い男で御座います。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
1月22日 5.80キロ 🏃♂️83.79キロ
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