まだ深い眠りの中、
激しく打ちつける雨音だけが、夢の中で渦巻いています。
ハッと目が覚めると同時に、目覚ましが1日の始まりを告げています。
秋も深まるというのに、今朝も寒くない朝に薄着で飛び出します。
街灯に浮かぶボンネットの無数の雨粒が、リズミカルにダンスを踊っています。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
玄関先で赤く色づいたハナミズキの葉が、激しい雨の一直線とは違って、はらはらと放物線を描いて力尽きます。
降り止まない雨は一層激しさを増して、近くの庭の芝刈り機のエンジン音をかき消します。
傘を差しての行となった、暁天文殊山で朝食を!
白々と明け出した、365㍍の天空から見える街並みは、灯りがポッ、ポッ、また一つ。人の営みが始まりました。
今朝のワイドショーでは、教師のいじめ問題から発展して、組体操「人間ピラミッド」が話題に。
生徒たちが運動会などで行う日本教育の旧態依然とした文化です。
今では5段、7段とエスカレートしています。
死亡、重症など事故はびっくりする件数です。
「危険だから止める」
廃止は全国で広がっています。
しかし、
一部の教育関係者は、
「日本教育の伝統。辛いことをやれば、絆が生まれ、やり遂げた後の感動、達成感が生徒たちのためになる」
のだと。
40年ほど前の同級生の言葉を思い出しました。
「(組体操)やらなきゃダメなのかな。辛いし、痛いし、怖いんだよな」
同じく、先生の言葉も。
「水を飲むな。飲んだら今日の練習が全て水の泡になるぞ。辛いことに耐えるから強くなるんだ」
人と人が力を合わせて目標を達成することは素晴らしいことです。
しかし、何故、危険と隣り合わせの組体操なのでしょうか。
絆、感動、達成感は、お互いの信頼の中から生まれるものです。
強要、強制からは何も生まれません。
悪しき伝統、風習、文化に縛られていては教育者失格だと思います。
福井県の学力、先生のランキングは毎年トップ級です。
「人として」がトップ級になりますように。
現在被災各地で大活躍しているボランティア福井方式のように、
福井発で教育改革が進み、教育先進県となりますように。
昼のニュースで、福井県知事が学校の教育現場を視察したと伝えていました。
雨がしとしと降り続いています。とてもあたたかい雨です。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けした写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
10月25日 4.84キロ 109.37キロ
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