瞬く星が消えて、遠い地平線が赤く染まり出す時、
頰を掠めて、音もなく流れ去る風は、
梅雨の中休みの一日の始まりを告げています。
慣れ親しんだ山並みから一閃する光の帯と、
豊かに流れゆく風に身を委ねれば、
燦々と降り注ぐ光のシャワーが瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便。「maguroストリーム」。
皆様の、お供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
ジョギングの途中、
カタツムリが天空を見上げた。
ギラギラ太陽が恨めしいのか。
雨が恋しいのか。
暫し、腰を落として話しかけてみた。
すると、答えは違っていた。
「もっと生きたい」
一年ほどで一生を終えるのだと言う。
動き出したカタツムリと、今度は競争。
当然、
すぐ追い越してしまう。
それでも水印の軌跡を残しながら懸命に進む。
わたしもまた、ほとばしる汗の軌跡を残して走り去ります。
突然止まって、
また見上げた。
生きたいんだなあ。
お前の目玉はどこにある?
ヤリ出せ、ツノ出せ、元気出せ。
今朝のルーティーン、
軽やかに響き渡る足音が遠ざかるにつれ、
カタツムリの姿がだんだん小さくなり、石ころと区別がつかなくなります。
お送りしましたこの写心が、
元気とともにあなたの心に、溶け込んでいきますように。
お送りした写心の定期便、
「maguroストリーム」
お供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
7月9日 5.50キロ 36.10キロ
7月10日 5.58キロ 41.68キロ
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