涙雨か。
きょう、一つの時代が終わる。
昭和最後の日は悲しみにくれていた。街中には半旗が掲げられ、お悔やみの記帳の列が途絶えなかった。護国神社には喪服姿の人たちが参拝して、東に向かって深々と頭を下げていた光景が今でも覚えている。
平成に改元された翌日も雨だったのを覚えている。崩御された昭和天皇を悲しむ涙だった。
平成最後の日。朝方まで降っていた雨は上がった。平成天皇にゆっくりお休みくださいの天からの贈り物か。
僕は平成の天皇陛下について今日一日考えてみようと思っている。
象徴とはなんなのか。
生前退位とはどうなのか。
被災地訪問時にひざまずかれたことについて。
開かれた皇室とは。
31年前はそんなこと思っても見なかった。状況が違うし、僕自身も還暦を迎えて考え方も違っている。
今日はそんな平成最後の日だ。
平成最後の日もいつもと変わらないルーティーンから。
なのに、突然雨が降り出した。やはり涙雨なのか。一時代が終わるということはそういうことなのか。
午前零時に令和に改元される。31年前とは明らかに違う。明日はお祝いの10連休の最中、何事もなかったかのように改元されるのだろう。
5月1日午前零時。
いよいよ平成から令和へ時代が変わる。
4月30日 6.32キロ 182.70キロ 527.07キロ
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