日本新聞協会「新聞研究」4月号No.813の「THE SHOT」に寄稿させてもらった。
どうも、恐竜が太陽を食べるという発想が編集部の方の目に止まったらしい。
テーマは3年ぶりの部分日食撮影秘話。
この仕事に就いて38年、ずっと無類の天邪鬼。
人と同じことをやることがすごく嫌いで我慢できない性分。
「部分日食をどう料理してやろうか」。考え出したら夢にまで出てくる。
「恐竜がガブリ」。前夜、夢にこの絵が。嘘のような本当の話。
写心の神様は夢にまで出てくるようだ。
「おい、これお前だよ」
「デルモ料たけーぞ。って、食ってねーし」
「PayPayで頼むわ。って、食ったくせに」
「って、結構デルモやらされるんだよなあ」
「って、稿料で美味い葉っぱ食わしてくれ」
「葉っぱ⁇」
「草食なもんで」
全国の若い写真記者に伝えたいこと。
写心
真実を撮るだけでは伝わらない。
心の目で撮って欲しい。
気持ちを込めて欲しい。
写真はカメラで撮るんじゃない。心なんだ。
写心なんだ。
今朝も季節外れの寒波。
薄っすら雪化粧の中、知事選候補者の撮影。
元陸上部。走る走る。
俺も陸上部。追いかける追いかける。
元記者。三十数年前は一緒に仕事をした仲。
休憩中には話は尽きない。
もう、何十回選挙に出ているかな。その度に同じ仕事仲間を何千枚と撮ったことか。
戦いは後半戦に入った。4月7日に審判は下る。