syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

忘れてはならない日

遥か宇宙の彼方の太陽は、

厚い雲に阻まれて姿を見せない朝を迎えました。

それでも、東の空を僅かにオレンジ色に染めて夜明けをアピールしています。

白くなり始めたススキの穂が風に揺れているものの、生暖かい風に季節感を見失いそうになります。

刈り取りが済んだ田んぼに佇むコンバインだけが、

季節の移ろいを感じさせます。

耳を澄ませば、鈴虫の鳴き声もどこか元気がありません。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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きょうは公衆電話の日です。

119年前、東京で初めて設置されたそうですが、

あれから1世紀。

携帯電話の普及で、ほとんど街角から姿を消しましたね。

通勤途中、1台見つけました。

後世に伝える写心が僕の使命なので、もちろん記録します。

公衆電話は、赤色から緑色に変わりましたよね。

昔、パソコンが世の中に出始めた頃、写心を送る手段として、ISDN回線の公衆電話(グレー色)を使ってました。

今では信じられないことですが、当時はそれしか方法がなかったのです。

そうそう、携帯電話と言えば、

携帯電話のけの字もない子どもの頃よく見ていた手塚治虫鉄腕アトムに、携帯電話で話すシーンがあるんですよね。

手塚治虫の「先見の明」って凄かったんですね。

そして、忘れてはならないは日。

9・11

アメリカ同時多発テロ事件

「人の命」を考えた日はありません。

あれから18年。

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調べていて、もう一つ知りました。

記念日のイメージキャラクターが、

「福ちゃん」だそうです。

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これ、

「おろしもちそば」です。

手打ちそばに、揚げ餅が2個とカイワレ大根

おろしをたっぷり掛けて食べます。

岩のりはトッピングです。

猛暑で体力が落ちる季節は最高です。

ちなみに、

「岩のりそば」に「揚げ餅」トッピングでもいいです。

@福井市の見吉屋さんです。

 

茶店の窓から見える空が、

今にも泣き出しそうな雲に覆われてきました。

店内も暗くなり、

傘を忘れたことに気がつきます。

お送りしたこの写心が、あなたの心に安らぎを届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月11日 6.15キロ 46.97キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景

「毛がないから直接当たるんや」

天空の満天の星の瞬きが、静かに輝きを納めるとき、夜明けが近いことを実感します。

そして、赤く染まり出した東の空の雲が、

朝陽がもうそこまで昇ってきていることを告げています。

近くの竹林では鈴虫が、遠くからツクツクボウシが目を覚まします。

いつもと変わらない秋の朝は、

なんて饒舌な夜明けでしょうか。

短い生涯を精一杯生き抜いた面影が、瞼に浮かんで参ります。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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文殊山が噴火したような日の出でした。

もくもくと大文殊から雲が湧き上がり、

奥の院辺りから日が昇ります。

美しい風景を目の当たりにすると、

生命の躍動を実感します。
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あまりの美しさに目を奪われているとき、

ふと目線を落とせば、コシヒカリの収穫が佳境を迎へ、アキサカリが収穫を待っています。

赤トンボが宙を舞い、カモが大空を舞います。

どこをフレーミングしても、秋満載です。
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それにしても連日残暑厳しいですね。

2つの台風が赤を運んできてくれるかと期待しましたが、夏を落としていきました。

昨日街角の自転車置き場で、そんな初秋を象徴する光景に出会いました。

「会ってみたい」

そう思いました。

夜、母親にその話をすると、

「(しげしげと頭を見て)あんたの頭皮向けて汚い。毛がないから直接当たるんやで、帽子被らなあかん」

「そんな俺を誰が生んだんや」

2人で大笑い。

二人暮らしの家中が賑やかな夜になりました。

 

朝陽が高く昇るに連れ、

噴煙のような雲が北風に流されて南の空に去っていきます。

やがて、はるか彼方の地平線に消え、

青空一色となります。

お送りしましたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りしました写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月10日 6.60キロ 40.82キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景

ひとりじゃないよ

山の上の森の朝は、少し遅い日の出です。

木々の天辺から顔を出す朝陽がすでに、

今日も一日猛暑になることを告げています。

鳴き出した蝉の声が、耳鳴りと区別がつかなくなる時、

静寂な森の朝が饒舌になります。

遅い森の朝が明けてゆきます。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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ひとりじゃないよ。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン2019ふくい。

母親とファーストアタック。

サバイバーやその家族、遺族、ケアギバーらとともに、地域全体とがんに向き合い、制圧を目指すチャリティーイベントです。

ふくい健康の森400㍍トラックを皆さんからのメッセージが書かれたルミナリエに見守られて夜通し歩きます。
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一夜明けて、日の出前に駆けつけました。

朝露に濡れた芝生が、朝陽にキラキラ輝く中、

皆さん頑張って歩いてます。
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昨夜は少し歩いた後、ふたり焼肉。

「あたし、カルビ」

メニューも見ずにいきなり。

食べたかったんだなあ。

いっぱい食べてくれたことが、とても嬉しくて、ノンアルコールビールが進みました。

 

朝陽が徐々にトラックに長い影を落とします。

起き出したアリが、せっせと朝食を運んでいます。巣に待つ家族のためでしょうか。

踏まないように気をつけて走ります。

最後は、トラック、フィールドにぎっしり飾れた応援ルミナリエを、

全て読みながらゆっくり歩きます。

「ひとりじゃないよ」

を実感した二日間でした。

 

お送りしたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月8日 6.30キロ 34.22キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 

暁天。そして2日連続の童心帰り

上弦の半月とジュピター木星のランデブーが西の彼方に消え、

東の彼方が暁となり始める頃、文殊の山並みが姿を表します。

車窓の向こう側に広がる風景と、満天の星空は壮大な宇宙の営みを感じます。

随分、夜明けが遅くなりました。

まだ生き物は深い眠りの中、深い森のしじまに一歩踏み込めば、暗闇に溶け込んでいきます。

やがて、大地を踏みしめる足音に混じって、ヒグラシが鳴き始めます。

そびえる木々の輪郭がはっきりし始める頃、ヒグラシに変わってミンミン、ツクツクボウシの大合唱が幕を開けます。

負けじと鳥が囀ります。

早朝の山の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。

室堂に手を合わせると同時に昇った朝日が、御神木をオレンジ色に染めて、夜明けを迎えます。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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御来光が御神木を照らします。

そして、爽やかな夜明けを迎えました。

まさに、ローヤルさわやか。
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愛を育んだであろう〝恋人〟も、寄り添いながら朝日にうっとり。

山頂に穏やかな時が流れます。

僕はお邪魔虫かな。

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下山途中、室堂近くで、

クワガタのメスを発見。もう少しで踏みつけちゃうところでした。

まだまだ若い緑色のドングリは食べないみたいです。

それにしても、なぜ、クワガタを見つけるとワクワク心踊るのでしょうか。

2日連続の童心帰りに、思わず苦笑い。f:id:syabito:20190907103427j:image

朝日に照らされた山頂大文殊での記念撮影も、もう何枚になっただろうか。

6年間で、おそらく300枚以上。

ずいぶんメンバーは変わったけれど、山頂に流れる時は変わらないです。

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暁。

この時間帯が一番好きなんです。

遥か彼方の地平線が朝日のオレンジ色に照らされ始めて、濃紺、漆黒の天空までのグラデーション。

無類の夜明けフェチ。朝日フェチ。日の出フェチ。

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時代の波か。

24時間営業のコンビニが深夜閉店に。

45年前に、午前7時から午後11時営業で第1号店が東京にオープン。

学生の頃、毎日のように通ったけれども、買っていたものといえば、コーヒーだった記憶が。

まだまだ、コンビニで生活する買い物をする感覚ではなかったと思います。

いつのまにか、24時間営業が当たり前の時代になって、コンビニがなければ生活できないとまで言われて久しいですが、

ここにきて、様々な問題から見直され始めました。

ファッションと同じように時代は回るのでしょうか。

 

まだ早朝だというのに、太陽が真上を目指し始めると、秋から真夏へと変わっていきます。

見上げた木々の隙間から射し込む日差しは、容赦なく体に刺さります。

お送りしたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りしました写心の定期便「maguroストリーム」。

お届け致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月7日 5.92キロ 27.92キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景

童心

文殊の頂の東の空が、暁の姿を見せ始める頃、

上空はまだまだ、深い暗闇に包まれています。

蝉と交代した秋の虫の鳴き声だけが、

夜明けの近いことを知らせてくれます。

間も無く空は一気に明るくなり、秋雲の姿がハッキリすると、やがて、茜色に染まります。

夕焼けと見間違うような、鮮やかな朝焼けに身も心も跳ねる思いてす。

待ちかねたように、カモが一斉に飛び立ち、まるで宇宙の神秘を楽しむように青空を舞って、彼方に姿を消します。

早朝のしじまの、なんと雅なことでしょうか。

飛びっきりの額縁の中の名画が、瞼に浮かんで参ります。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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今朝のこの朝焼けは、ほんの1分ほどのショー。

Take1で連続で撮りましたが、Take2はもう色褪せてしまいました。

夕焼けもそうなんですが、朝焼けはもっと旬が短いのです。

一瞬を撮リミングするって、とても難しいですよね。

「そんな風景を皆さんに届けたい」

一心で発信します。

写心で、同じ時同じ風を感じてもらいたいと願っています。
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立ち寄ったエイドステーションに、

置き忘れられた、ぬいぐるみとおもちゃ。

耳を澄ませば、子どもたちの元気な声が聴こえてきます。

雲梯でトレーニングを始めれば、

一気に時空を超えて、半世紀前にタイムスリップ。童心にかえります。

違うことといえば、

二つ飛びが出来たことが、今は一つずつ。

20回以上出来た懸垂が、今や、数回が限度。

きっと、

ぬいぐるみも笑っているでしょう。

 

お送りしたこの写心が、あなたの心に元氣を届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お届きいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月6日 5.38キロ 22.00キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

小さい秋見つけた

薄っすら立ち込めた朝霧に、

朝日がぼんやり昇ります。

やがて、文殊の山並みが、雲と溶け合います。

流れる風に身を任せて、遥か上空を舞う鳥を思えば、

軽やかな時が流れて、飛び立つ気分になります。

朝日を浴びてキラキラ光る朝露を散らせれば、

空と雲が溶け合う彼方から、多彩な世界が奏でる音楽も聴こえて参ります。

 

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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朝日が染まるオレンジ色がだんだん薄れていくにつれ、

上空を覆っていた朝霧が徐々に晴れていきます。

地面に擦れるぐらいに頭を垂れて収穫を待つ稲穂や、

半年先の晴れ舞台に向けて、葉を赤く染め始めて準備に入ったソメイヨシノが、

季節の移ろいを感じさせます。

小さい秋を見つければ、

心も足取りも軽やかに跳ねます。

川沿いにある小学校の校庭の脇を走り抜ける時、

何時間後には現実となるであろう、子どもたちの元気な声と姿が瞼の裏に浮かんで参ります。

 

お届けしたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月5日 5.26キロ 16.62キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

お祭り男

白々と夜が明ける頃、今にも泣き出しそうな空は青みを増してゆきます。

誰もいないホームのスピーカーが、上り一番電車の到着を告げています。

車窓の風景はどんどん明るさを増すものの、太陽は姿を見せません。

やがて、峠の真下を走る13キロ以上に及ぶトンネルに、深い闇の世界へと突入します。

目を閉じると威勢良く御輿を担ぐ人たちの躍動する姿が、瞼に浮かびます。

十数分後、トンネルを抜けると、真っ青な空が、真夏のような暑さを予感させています。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様の、お供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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氣比神宮の氣比の長祭。

2日に宵宮祭から始まって、昨日、神幸祭の神輿巡行渡御に参加してきました。

大改修された大鳥居をゆっくりくぐります。

台風被害に遭った本殿入口の中鳥居は、まだありません。

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早朝、担ぎ棒が施された御輿の天辺には、すでに鳳凰が取り付けらて、準備万端鎮座しています。

さあ!長い1日の始まりです。

真夏のような日差しに、捻りの上の頭には大粒の汗が浮かんで、月の逆クレーターのようです。

まだまだ元氣です。

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途中、地区内の北野天満宮に立ち寄り。

天満さんの御神輿も毎年担いでいます。

素肌の法被は、もう汗でびしょ濡れで透けています。

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地区内を担いで回ってた4基の御神輿は、氣比神宮前に集結。

各地区競って自慢のパフォーマンスを披露しました。

祭男、最大の見せ場です。

平日でちょっぴり寂しい渡御でしたが、敦賀から元氣を発信できたと思います。

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日が傾く頃、一匹のバッタが御輿を見送ります。

最後の力を振り絞って、御輿を担ぎます。

担ぎ終わった御輿から、静かに鳳凰が取り外されます。

爽やかな風が吹き抜ける路地で、地区のおもてなし直会が催され、寿司に舌鼓を打ちながら酒を酌み交わし、話に花を咲かせます。

8時間に及ぶ渡御を無事終えた達成感と満足感に、皆のいい顔が広がります。

帰りの道中、氣比さんの境内にある屋台で名物「敦賀ういろ」を、ばあさんへの土産に買い込みます。

列車に揺られていると、心地よい疲労感が眠気を誘います。

行きと同じ長いトンネルを抜けると、暗闇が広がって区別がつかなくなっています。

お届け致しましたこの写心が、あなたの心に力強く元氣を届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。