昨日まで鳴いていた蝉の声がしなくなり、
秋の虫の声が聞こえてきます。
秋の訪れは、なぜいつも突然なのでしょうか。
タオルケットから薄く軽い秋布団に替えたベットの上で目がさめる時、
カーテンの向こうが真っ赤に燃えています。
隙間から見える山並みの上の、鱗のような雲が大空を泳ぐお母さん鯉のぼりのようです。
そばの花が白い花を咲かせ始め、
遠く地平線の彼方に落ちる夕日に染まっています。
母親と過ごした2日間の休日の、なんと幸せなひと時でしょうか。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
母親と交わす初めての乾杯。
ガムシロップをたっぷり入れた母親。僕はいつものようにブラックで。
ごく自然にできたことが何より嬉しかってのです。
飛びっきりのアイスコーヒーでした。
双眼鏡を覗いて湖畔の水鳥に、
子どものようにはしゃぐ母親を見て涙が出たのです。
小指が立つ仕草に、
「やっぱり、俺は母親似だ」
早朝から精一杯のおしゃれをした母親。
耳にはピアス。腕にはブレスレット。そしてお気に入りのメガネ。
友人手作りのパイナップルチーズケーキを、
「玉子焼きか」
と言う母親。
友人と顔を見合わせて苦笑い。
友人親子と米寿還暦親子と。
最高の風景の中でひと時を楽しめます。
一度、母親を連れてきたかったのです。
友人たちとのランチ会の日。
まだ6時間もあるというのに、早朝からおしゃれに余念がなかった母親。
瞼には薄紫のアイシャドウ。頰には薄っすらピンクの頬紅が。
胸には、
「鯖江だから」と、金色のメガネブローチが光っています。
いても食が細いのに、この日は中華の海老マヨをいっぱい食べました。
友人たちみんなと写真に納まってご満悦で、
終始笑顔で楽しんでくれて、とても幸せなひと時でした。
暖かく迎えてくれた友人たちに感謝です。
母親もいっぱい話してました。いつもは2人っきりなので、それが何より嬉しい息子です。
なんども友人の名前を教えたのですが、帰りの道中、覚えていない母親に、
「まあ、いっかあ」
と、諦める息子でした。
社長に、「是非どうぞ」と誘われて、
「600〜700万円。残価設定型で月々2万円で大丈夫です」
「セカンドカーにどうですか」
思いっきりコケそうになりました。
トヨタブランドですが、オーストリア生産で外国車扱いだそうです。
2人乗りと聞いた母親が、「かっこいい車やの。うちにちょうどいい」。
「買ってくれる?」
思いっきり無視されました。
いつものルーティーンで、そばが白い花を咲かせ始めたのを発見しました。
遥か遠い地平線に暮れてゆく夕日が、白く可愛い花を、ほんのりピンクに染めています。
秋の新そばを打って食べるのが楽しみです。
尺取り虫を追い掛け、電車に追い掛けられ。
毎日走っているといろんな光景に出くわします。
そんな1日の始まりがたまらなく大好きです。
9月1日 5.58キロ 5.58キロ
#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井
楽しかった休日が終わり、週の始まりもいつものようにルーティーンから。
山並みから昇る朝日は、秋雲に阻まれてぼんやりです。
オブラートに包まれた光は、どこまでも優しく柔らかです。
火照った体をすり抜ける秋風がひんやり気持ちいい朝です。
お送りしたこの写心が、あなたの心に元気を届けますように。
写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。
お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
9月2日 5.78キロ 11.36キロ
#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井