syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

そばの花が咲き始めました

昨日まで鳴いていた蝉の声がしなくなり、

秋の虫の声が聞こえてきます。

秋の訪れは、なぜいつも突然なのでしょうか。

タオルケットから薄く軽い秋布団に替えたベットの上で目がさめる時、

カーテンの向こうが真っ赤に燃えています。

隙間から見える山並みの上の、鱗のような雲が大空を泳ぐお母さん鯉のぼりのようです。

そばの花が白い花を咲かせ始め、

遠く地平線の彼方に落ちる夕日に染まっています。

母親と過ごした2日間の休日の、なんと幸せなひと時でしょうか。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20190902094131j:image

母親と交わす初めての乾杯。

ガムシロップをたっぷり入れた母親。僕はいつものようにブラックで。

ごく自然にできたことが何より嬉しかってのです。

飛びっきりのアイスコーヒーでした。

f:id:syabito:20190902094150j:image

双眼鏡を覗いて湖畔の水鳥に、

子どものようにはしゃぐ母親を見て涙が出たのです。

小指が立つ仕草に、

「やっぱり、俺は母親似だ」f:id:syabito:20190902094259j:image

早朝から精一杯のおしゃれをした母親。

耳にはピアス。腕にはブレスレット。そしてお気に入りのメガネ。

友人手作りのパイナップルチーズケーキを、

「玉子焼きか」

と言う母親。

友人と顔を見合わせて苦笑い。

f:id:syabito:20190902094140j:image

友人親子と米寿還暦親子と。

三方五湖三方湖畔に立つ年縞博物館のカフェ縞。

最高の風景の中でひと時を楽しめます。

一度、母親を連れてきたかったのです。

 

f:id:syabito:20190902101635j:image

友人たちとのランチ会の日。

まだ6時間もあるというのに、早朝からおしゃれに余念がなかった母親。

瞼には薄紫のアイシャドウ。頰には薄っすらピンクの頬紅が。

胸には、

鯖江だから」と、金色のメガネブローチが光っています。
f:id:syabito:20190902094159j:image

いても食が細いのに、この日は中華の海老マヨをいっぱい食べました。

友人たちみんなと写真に納まってご満悦で、

終始笑顔で楽しんでくれて、とても幸せなひと時でした。

暖かく迎えてくれた友人たちに感謝です。

母親もいっぱい話してました。いつもは2人っきりなので、それが何より嬉しい息子です。

なんども友人の名前を教えたのですが、帰りの道中、覚えていない母親に、

「まあ、いっかあ」

と、諦める息子でした。
f:id:syabito:20190902094240j:image

社長に、「是非どうぞ」と誘われて、

復活したスープラを見に福井トヨタ本社へ。

「600〜700万円。残価設定型で月々2万円で大丈夫です」

「セカンドカーにどうですか」

思いっきりコケそうになりました。

トヨタブランドですが、オーストリア生産で外国車扱いだそうです。

2人乗りと聞いた母親が、「かっこいい車やの。うちにちょうどいい」。

「買ってくれる?」

思いっきり無視されました。

 

f:id:syabito:20190902094318j:image

いつものルーティーンで、そばが白い花を咲かせ始めたのを発見しました。

遥か遠い地平線に暮れてゆく夕日が、白く可愛い花を、ほんのりピンクに染めています。

秋の新そばを打って食べるのが楽しみです。

f:id:syabito:20190902094223j:image
f:id:syabito:20190902094308j:image

尺取り虫を追い掛け、電車に追い掛けられ。

毎日走っているといろんな光景に出くわします。

そんな1日の始まりがたまらなく大好きです。

 

9月1日 5.58キロ 5.58キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

 

f:id:syabito:20190902095543j:image
f:id:syabito:20190902094250j:image
f:id:syabito:20190902094231j:image
f:id:syabito:20190902095620j:image

楽しかった休日が終わり、週の始まりもいつものようにルーティーンから。

山並みから昇る朝日は、秋雲に阻まれてぼんやりです。

オブラートに包まれた光は、どこまでも優しく柔らかです。

火照った体をすり抜ける秋風がひんやり気持ちいい朝です。

お送りしたこの写心が、あなたの心に元気を届けますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

9月2日 5.78キロ 11.36キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

森に吹く癒しの風

扉を開けて踏み出せば、ひやっとする朝の風が頰をすり抜けます。

これから向かう頂きが、手招きする朝、

買い込んだ朝食のフルーツをリュックに詰めれば、

雨上がりの土の香りが鼻腔をくすぐります。

雨露が帽子を打つつづら折りは、もう秋の気配が漂います。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20190831125443j:image

恋人ができたようです。

顔を寄せ合う〝2人〟は仲睦まじく、

疲れた心を癒してくれます。

どこから住み着いたのか、2人の愛の巣として、此処を安住の地として選んだのでしょう。

小枝にちょこんと止まる姿は、愛くるしい笑顔と相まって、

森に爽やかな風を吹かせます。
f:id:syabito:20190831125433j:image

「新聞に載ってたね」

登山者たちが口々に囁きます。

大勢の人たちが会いに来ることでしょう。

 

太陽が昇るにつれ、

やがて、爽やかな風は熱くなります。

お届けしましたこの写心が、あなたの心を癒してくれますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

8月31日 5.22キロ 124.94キロ 11,170.02キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

一雨一度

昨夜、年に一度の焼き8肉29の日に食べそびれて、

夢まで見て、目覚めてもなお、引きずる朝です。

開け放ったカーテンの向こうは、雨が上がっています。

束ねておいた新聞紙を持って飛び出すせば、

ポツリポツリと雨粒が顔を打ちます。

資源ゴミを持ってゴミステーションに集まる人たちは、

一斉に傘の花を咲かせています。

一雨ごとに秋が近づき、季節の移ろいは加速していきます。

稲が刈り取られた田んぼ脇の道路の土が泥へと変わり、散歩中の犬たちが飛び越える姿を見る時、

実りの秋の到来を実感します。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20190830101224j:image

枯れ葉よ。

かき集められた枯れ葉は、

何故か記憶を呼び起こし、それは苦い思い出に似ている気がします。

やがて、秋風に流されて、

イブ・モンタンが唄う姿が、記憶の底から蘇ります。

やはり、枯葉はイブ・モンタンがいい。

サク、サク、サク。

枯れ葉を踏みしめて走っていると、

映画の1シーンが瞼に浮かびます。
f:id:syabito:20190830101236j:image

一雨一度。

一雨ごとに気温が一度下がって、秋が深まっていく。

先人たちは、そうやって季節を感じていたのだろうか。

青々とした木々の葉が、天に近い先っぽから色づき始めました。

また、ポツリポツリ。

iPhoneが大雨情報を伝えています。
f:id:syabito:20190830101249j:image

何故こんなことが出来るのでしょうか。

毎朝のルーティーンのトレーニング場、エイドステーションである公園の今朝の光景です。

おもちゃの、ピストル、ドローンの箱や取説などが散乱しています。

おもちゃ屋さんから、ここに直行して遊んだのでしょう。

春は桜が咲き乱れ、夏は深緑が眩しく、秋は燃えるような紅葉、冬は真っ白なモノクロームの世界。

四季折々の風景が楽しめる、街中では珍しい公園です。

大好きな場所で、こういう光景は見たくなかったです。

日も差さず枯れ葉舞う今朝の寂しさが、より一層深まった朝でした。

明日にでもゴミ袋を持ってこようと思います。

 

降り出した雨は、一気にピークを迎えます。

水溜りには無数の泡が立ち、

走り去る車は激しく水しぶきを上げています。

お送りしましたこの写心で、あなたの心に元気が届きますように。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

8月30日 5.55キロ 119.72キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

チーム福井の出番

カーテンの向こうの文殊の頂上空にできた、

一筋の雲の隙間から光が差し込む時、

早朝のしじまが、一瞬、饒舌になります。

やがて、陽の光も厚い雲の中に隠れると、静けさを取り戻します。

雨上がりの朝、

誰もいない公園は、まだまだ深い眠りの中のように静寂に包まれています。

猛暑を物語るように、

色づいて力尽きた葉の上の雨露の玉は、

ワックスを塗ったように、コロコロと風に揺れます。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20190829085443j:image

今朝のルーティーンは、いつ泣きだすか分からない空模様のため、

マイ秘密基地内の周回コースをぐるぐる。

3.5キロほど走った後の、

エイドステーションの木のベンチに落ちた葉は、赤や黄色に色づいています。

辺りを見回すと、木々の先の方が少しずつ色づき始めています。

雲梯を使って上半身のトレーニング。

還暦爺やりたい放題の、独り占めのひと時です。

 

昨日から伝わる九州北部豪雨の映像を見ていると、どうしても15年前の福井豪雨を思い出します。

道路と田畑と区別がつかなくなり、水没した住宅や車、腰まで浸かって逃げ惑い、ボートで避難する住民、2階の屋根に立ちすくみ救助を待つ住民。

今回も自然の猛威に、2人の方が尊い命を落としました。

1日も早い日常復帰を願って、ボランティア先進県「チーム福井」の出番ですね。

 

雨に濡れた枯れ葉を踏みしめて、エイドステーションを後にすれば、

点滅だった信号が動き出して、午前7時を回ったことを告げています。

いつのまにか、道路は先を急ぐ通勤の車であふれています。

動き出した街中につられてペースを上げれば、

吹き出したて頭からしたたり落ちた汗が、太ももで弾けます。

お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく元気を届けますようにに。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

8月29日 5.78キロ 114.22キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

夏の使者から秋の使者へバトンパス

散々泣いて、泣き疲れた空が、必死に涙をこらえています。

流した涙が湖となって、行く手を阻みます。

障害物競走の如く、

ある時は飛び越え、ある時は遠回りして走る時、

水面に波紋が二重三重と広がり出します。

こらえきれずに泣き出したのかと思いきや、

散歩中の犬がペロペロと水分補給する姿に、思わず笑ってしまう朝です。

道端に咲く向日葵と秋桜の姿を見ていると、季節の区別がつかなくなります。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20190828103529j:image

川に沿った道路脇では、夏の使者向日葵から秋の使者秋桜へバトンが渡されています。

暑い夏を走り切った向日葵は疲れ果てていますが、バトンを受けて走り出した秋桜は元気いっぱいです。

「お疲れさん」

「さあ!行こう」

ペースが上がります。

 

f:id:syabito:20190828112746j:image

そして商店街は、シンギン イン ザ レイン♪

 

f:id:syabito:20190828103538j:image

これいいな。

 

f:id:syabito:20190828111434j:image

泣きじゃくったかと思えば、ピタッと泣き止む空は、

まるで子どものように表情を変えます。

この雨は、一気に秋へと季節を誘うのでしょうか。

生き生きと実る稲の姿に、恵みの雨だと実感。

お届けしましたこと写心が、あなたの心に美しく溶け込見ますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

8月28日 5.56キロ 108.44キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

今はもう秋♪

文殊の頂をオレンジ色に染めた朝日が、

深い雲の向こうに姿を隠す時、

爽やかな秋風がタクトを振ると、大地の恵みがスイングを始めます。

バラードのような、そよ風がオープニング。

やがて大きなうねりとなって、大合唱へと変化してゆきます。

鴨、白鷺、蜻蛉たちが秋空に舞って、彩りを添えます。

秋への扉が開け放たれた初秋の朝のなんと饒舌なことでしょうか。

青い空に白い絵の具を垂らしたような秋空を、徐々に覆い出す濁った雲が、

下り坂の天気を告げています。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

f:id:syabito:20190827102542j:image

f:id:syabito:20190827102600j:image

収穫が終わったハナエチゼン

農道に散らばる刈り取られた稲の籾や、

乾燥されて吐き出されて田んぼにうず高く積もった籾殻の脇を通り過ぎると、

コンバインから勢いよく吐き出される光景が、瞼に浮かびます。
f:id:syabito:20190827102552j:image

ついこの間まで、色鮮やかに咲き誇っていた、エイドステーションで迎えくれるプランターの花も、盛りを過ぎて寂しそうです。

夏の終わりを感じます。
f:id:syabito:20190827102531j:image

秋盛り。

週間予報の最高気温の欄に、30度の数字が消えています。

いよいよ、秋の扉が開き始めました。

思い返せば、暑い夏でした。

それでも確実に季節は移ろいます。

 

キンコンカンコン、キンコンカンコン。

遠くの踏切から警報機の音が、秋風に乗って僅かに聞こえてきます。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。

福井行き下り一番電車が脇を走り過ぎます。

その風は、火照った体を吹き抜ける風と区別がつかなくなります。

お送りしましたこの写心が、あなたの心に元気を届けられますように。

写人がお送りした写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

8月27日 7.71キロ 102.88キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井

2人のときを大切に

先週末は、ばあさんと小旅行を満喫。

2日間で約600キロのドライブ。

今回の旅は、人生88年で初体験ばかりをチョイス。

疲れが心配だったけれど、本人はいたって元気。

2日間、とても楽しそうで良かった。

f:id:syabito:20190826133927j:image
f:id:syabito:20190826134052j:image
f:id:syabito:20190826134006j:image
f:id:syabito:20190826134115j:image
f:id:syabito:20190826134035j:image

まず、金沢でギターのインストライブで旅のスタート。

大好きな、にっしーこと西山隆行くんの軽快なギターに感激したみたい。体でリズム取ってたもんなあ。

森の中の演奏会みたいで、最高のひと時を過ごして大満足。

f:id:syabito:20190826133937j:image
f:id:syabito:20190826133958j:image

金沢を後にして、一路大津へ。

友人が教えてくれた北向地蔵尊の無病息災祈願の護摩法要。

焚かれる護摩の煙を全身に浴びて、

ばあさんの長生きと、いろんな病気と闘っている友人、自身のがんの再発防止を御願いしてきた。

地区の人たちが大勢来ていて、中にはお腹の大きいお母さんの姿も。

ばあさん、

「元気な子が生まれるな」って。

毎年、来よう。

f:id:syabito:20190826142047j:image

旅の1日目の締めは、行きつけのお好み屋さん、笑庵で夜ご飯。

ばあさんは、おかん定食。

僕はねぎ玉チーズとホルモンうどんのノンアル。

全部は食べられないので、お持ち帰り。翌日の朝ごはんで二人で。

壁一面に張られたビートルズを見て、

ばあさん、「此処に来たんか」って。

ノンアル吹いた。

f:id:syabito:20190826133948j:image
f:id:syabito:20190826134016j:image
f:id:syabito:20190826134028j:image

旅の2日目は、ばあさん半世紀ぶりとなる海水浴場へ。

出発前、化粧とオシャレをするばあさん見て、思わず笑ってしまった。

「おいおい。海行くんやで、そんないいって」

僕が子どもの頃、今は亡き親父と弟の4人で三国、厨の海岸へ行ったきりの海。

そして、な、な、何と!

友達、姫こと花華院姫子、浜茶屋「ハウオリ」を開いている、ゆうこりんこと藤田夕子ちゃんプレゼンツ「浜妖」。

次々に、踊るDQ、GOGO、ハウオリダンサーズ登場に、目を白黒。

「みんな友達」って言うと、

ばあさん固まった。

でも、すごく楽しそうで安心した。

浜は、まあ秋の気配で、海風が涼しいぐらい。

 

少し前から、こっそり企ててた、ばあさんとの旅。

弾丸旅行だってので、ちょっぴり心配だっんだけど、2日間ともすごく楽しそうだったのでホッとした。

若い頃からずっと親不孝してきたけど、これからは2人の時をいっぱい作ろうと思ってる。

旅行から帰ってきてから、夜、2人で手繋いで町内の配布物を配って回った。

そんな日々を送っている。