東の彼方の山並みが吐き出しているような秋の雲が、
朝陽がもうそこまで来ていることを知らせるように、
赤く染まり出す朝。
すっかり秋の気配へと季節が移ろった風が、頰をすり抜けてゆきます。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
朝陽を全身に受けると、頗る体調が良くなります。
此処、約1,300年前泰澄大師が開山した標高365㍍の文殊山からの暁天から放たれる朝陽は、特にパワーがあります。
現在は早朝4時起床で始動して、約50分で山頂大文殊に到着して日の出を迎えます。
同じく泰澄大師が開山した霊峰白山連峰から差し込む神々しいばかりの御来光を受けて、万物は生きる力を漲らせます。
まるで、1日の始まりには欠かせない〝清涼剤〟のように。
其々の御来光。
此処にもまた、1日の活力を求めた人たちが天空に足を運びます。
そして、エネルギー満タンで、其々の活堂の場へと経ってゆきました。
太陽と地球の距離、およそ1億5000万キロ。
光が進む距離は1秒間におよそ30万キロだとすると、およそ8分前に放たれた光を浴びていることになりますね。
正確には8分19秒だそうです。
ちなみに、月までの距離はおよそ38万キロなので、およそ1.3秒前の姿を見ていることになりますね。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。