星の瞬かない漆黒の空が広がる朝は、
どこか、恐怖さえ感じるほどの冷たさが広がっています。
微かに赤く染まり出した朝焼けも遠慮がちです。
音のない夜明けは、早起きの民家の僅かなオレンジ色の灯りだけが営みを感じさせます。
徐々に白み始めると、
どんよりした雲が姿を現し、押しつぶされそうな気持ちになります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
山燃ゆる。
驚きました。
なんの変哲もない夜明けだと思っていたんですが、ストレッチをしている後ろから半端ないパワーが伝わりました。
振り向けば、空が燃えていました。
ほんの一瞬。パァーッと。
真っ赤な不死鳥フェニックスが、今まさに飛び立とうとしていました。
いやあ、久しぶりにすごい朝焼けでした。
人生88年で回転寿司デビューです。
「回ってるお寿司連れてって」
「回ってえんお寿司にしようか」
「回ってるのでいい」
家族連れで大賑わい。待ち時間20分以上の表示。
予約はタッチパネルです。
二人でゆっくり食べたかったので、テーブル席を予約しました。
「あたし、海老と玉子。百円やし」
「三百円のもあるよ」
「いらん」
知っているシステムと違ったらしく、
次々と注文を入れていると、目を白黒させてました。
それでも、美味しいとパクパク食べてましたが、
米寿と還暦の食欲は、これが限界でした。
16皿、2,200円でした。
余談ですが、
案内されたテーブルは金の席。
「こいつぁ、春から縁起がいいわい」
「今は真冬やけどの」
二人で大笑いしてました。
トン、トン、トン—。
帰ってくると、何やら始めました。
堅い上庄の里芋に苦戦してました。
「あぶ、あぶ、あぶ」
手を切らないか心配です。
「あたしは、いつも目分量や」
「その目分量の味で育ったんや」
にこにこ微笑んでいます。
煮っころがす技は只者ではありません。
日頃の超スローな動きとは見違える動きです。
やがて、食欲をそそるいい香りが、
食べたばかりの胃袋を刺激します。
「酒でも呑もうかな」
「呑みねの」
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
1月7日 7.43キロ 🏃♂️41.00キロ
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