syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

One Team

午前2時30分、予定通り目が覚めます。

星が瞬かない暗い夜です。

今まで、いろんなものと闘ってきました。

自身のため。

自県のため。

今回は、他のために。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。

お供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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長野市千曲川決壊現場直近の地区に足を踏み入れます。

この感覚。

以前にも同じ感覚を味わったことがあります。

遠くは、重油流出事故。

そして、福井豪雨。

人は、非日常を目の当たりにすると、声が出なくなります。息を飲む感覚です。

赤く実ってたわわのリンゴが泥まみれで落下しています。

重油流出事故では、真っ白のカモメたちが重油で真っ茶色に汚れて、寒風に耐えていました。

福井豪雨では、毎日通っている道端で、泥まみれの向日葵を見ました。

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毎朝、僕の健康を支えてくれているリンゴの、こんな姿は見たくなかったですね。

それにしても、庭先に柿がなるように、普通に街中にリンゴ畑が広がっているんですね。

これから先、一体どうなるんでしょうね。

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決壊現場直近では、住宅が跡形もなくなっていました。

まるで強大な竜巻が立ち去った後のように。f:id:syabito:20191022061048j:image

ただひたすら、スコップで泥を掻いて、一輪車で運ぶの繰り返し。

毎年、雪掻きでやっている要領です。

いや、まったく別物ですね。

雪は掻けば、無くなります。

結果がすぐ出るので闘えます。

泥は、掻いても掻いても無くなりません。

終わりの見えない闘いほど辛いものはありません。

被災された方たちは、体力だけでなく、精神とも毎日闘っているんですね。

スコップを置いて、

被災された方が漬けたお漬物に癒されました。

 

重油流出事故では、美しい海が蘇りました。

福井豪雨では、強い街が出来ました。

今こそ日本が、

One Teamになる時です。

 

昨日は、「あかりの日」でした。

一日も早く、希望の灯が灯りますように。

 

お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。

写人がお送りしました写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。