午前2時30分、予定通り目が覚めます。
星が瞬かない暗い夜です。
今まで、いろんなものと闘ってきました。
自身のため。
自県のため。
今回は、他のために。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
お供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
この感覚。
以前にも同じ感覚を味わったことがあります。
遠くは、重油流出事故。
そして、福井豪雨。
人は、非日常を目の当たりにすると、声が出なくなります。息を飲む感覚です。
赤く実ってたわわのリンゴが泥まみれで落下しています。
重油流出事故では、真っ白のカモメたちが重油で真っ茶色に汚れて、寒風に耐えていました。
福井豪雨では、毎日通っている道端で、泥まみれの向日葵を見ました。
毎朝、僕の健康を支えてくれているリンゴの、こんな姿は見たくなかったですね。
それにしても、庭先に柿がなるように、普通に街中にリンゴ畑が広がっているんですね。
これから先、一体どうなるんでしょうね。
決壊現場直近では、住宅が跡形もなくなっていました。
まるで強大な竜巻が立ち去った後のように。
ただひたすら、スコップで泥を掻いて、一輪車で運ぶの繰り返し。
毎年、雪掻きでやっている要領です。
いや、まったく別物ですね。
雪は掻けば、無くなります。
結果がすぐ出るので闘えます。
泥は、掻いても掻いても無くなりません。
終わりの見えない闘いほど辛いものはありません。
被災された方たちは、体力だけでなく、精神とも毎日闘っているんですね。
スコップを置いて、
被災された方が漬けたお漬物に癒されました。
重油流出事故では、美しい海が蘇りました。
福井豪雨では、強い街が出来ました。
今こそ日本が、
One Teamになる時です。
昨日は、「あかりの日」でした。
一日も早く、希望の灯が灯りますように。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお送りしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。