梅雨空の厚い雲が切れ間を見せて、
薄っすらと差し込んだ朝陽に心を休める時、
わずかに頰を音もなくくすぐっていく風は、
心地よい一日の始まりを告げています。
誰もいない公園でブランコに身を委ね、
豊かに流れゆく風に心を開けば、
小鳥たちのさえずりが聞こえてくる、朝の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。
ギーコ、ギーコ、ブランコの音とともに、子どもたちの元気な姿が、瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便。「maguroストリーム」。
皆様の、静かな朝のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
最近、寝坊が多い。
目覚めるとカーテンの向こうはすでに明るい。
6時間の睡眠を確保すると、どうしても起きることができないのだ。
慌ててマイ秘密基地を飛び出すのだが、朝陽はすでに、遥か上空に昇ってしまっている。
そして、今朝も蒸し暑くて湿度が高い中、黙々と田圃の迷路のようなコースを走る。
いつものエイドステーションに辿り着くと、梅雨空の隙間からお日様が顔を覗かせた。
ちょっぴりでも近づきたいとブランコを漕いでみる。
これがまた爽快で、止められなくなった。
1回、2回、5回、10回、20回…………………。
カァー、カァー。
カラスが馬鹿にするように上空を飛び去っていった。
地球の裏側の南米チリでは、今年唯一の皆既日食が見られたという朝一番のニュース。
日本で見られる皆既日食は2035年9月2日の近くでは能登半島。福井でもかなりの部分日食は見られそうです。2009年7月22日に日食は見られましたが、皆既となると1963年7月21日以来72年ぶり、本州で見られるのは1887年8月19日以来、実に148年ぶりだそうです。
頑張って生きなくては。
文殊の山の遥か上空の薄っすら太陽を眺めながら、ダイヤモンドリングに想いを馳せるにつれ、次第に厚くなる雲が太陽を隠してしまいます。
お送りしましたこの写心が、美しくあなたの心に溶け込んでいきますように。
写人がお送りした写心の定期便、「maguroストリーム」。
早朝、お供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
7月2日 6.39キロ 6.39キロ
7月3日 5.46キロ 12.85キロ
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