遠い文殊の山並みが、うっすら姿を現し、オレンジ色の暁に心を休める時、遥か上空を音もなく流れ去る飛行機雲は、たゆみない宇宙の営みを告げています。
満天の星をいただく果てしない光の海を、豊かな流れゆく風に心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、暁の静寂のなんと饒舌なことでしょう。
光と影の境に消えていった遥かな星も瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
写人があなたにお送りする写心の定期便。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
休日の夜は瞼を閉じるのが早くて、眼が覚めるとカーテン越しの隙間から見える空は真っ赤に染まってました。
急いで着替えて飛び出します。久しぶりの暁です。
日の出前のほんの僅かな時、山並みの上をオレンジ色に染め、まだ紺碧のグラデーションの天空には星が瞬いています。
そんな中のルーティーンは気分爽快。朝陽が顔を出すまでの数分間がとっても好きなのです。
40年前の学生時代、ラヂオから流れる名ナレーションとストリングスメロディーを楽しみに夜更かしをしたものです。
今は、名調子と名曲を聴きながらの朝食が最高です。
昇る朝陽に夜空が明るくなるにつれ、星の瞬きは薄れてゆきます。
お送りしましたこの写心が、美しくあなたの心に溶け込んでゆきますように。
写人がお送りしました写心の定期便。
お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
6月4日 11.12キロ 21.48キロ
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