タイムスリップした朝は、
泣き出しそうで泣かない梅雨空が広がっています。
今朝は、現世を飛び出して400年の時を超えました。
午前4時半、〝村人〟たちはまだまだ夢の中のようです。
静まり返った街道をひた走って、飛脚気分を味わった朝です。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
元禄12(1699)年頃建てられたと見られ、800年以上も神明社の宮司を務めてきた瓜生家住宅を横目に、北国街道を走ってきました。
現世と同様、小雨の梅雨に、住宅を守るように咲き誇る紫陽花は、元気がなさそうに見えました。
立ち止まって目を閉じると、瞼の奥に街道を闊歩する古たちの姿が浮かびます。
いつものルーティーンを終えて現世に戻ると、そこには何やら奇妙足跡が3歩。
あたりを見回しても姿はありません。
入れ代わりに〝旅立った〟のでしょうか。
夏至を過ぎ、太陽は一番天辺を通過中です。
気がつけば、今年も折り返しを迎えました。
昨年同様、新型コロナに振り回された半年でした。
後半戦。
いよいよ東京オリンピックが始まります。
福井では54年ぶりにインターハイが開催されます。
どちらも感染対策バッチリで成功してほしいと願っています。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。