午前4時半、満月を翌日に控えた月が、
西の彼方の地平線近くの雲を赤く染めて落ちてゆきます。
天空を見上げれば、満点の星が薄っすら瞬いています。
和らいだ寒さに、走り出して1キロもしないうちに、頭から汗が滴り落ちます。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
聖火リレーって、いつからイベント型になったのでしょうか。
1964(昭和39)年の東京五輪の頃は、
ギリシャ・アテネで採火された聖火は、日本全国を一筆書きで走り抜けました。
福井県は京都府から受け継いで、高浜町から国道27号線、8号線を北上。嶺南から嶺北にかかる難所では、見守る県民が誰もいない国道をひたすら走りました。
武生、鯖江を経て、福井市内では市民が沿道を埋め尽くす中、大名町交差点を通り、待ち構えた市民が埋め尽くした東京五輪県民大会会場の福井市体育館に滑り込みました。
そして、春江、丸岡を通って金津牛ノ谷峠で石川県に引き継ぎました。
今回の聖火リレーは、各市町でそれぞれI〜2キロだけ走ります。
新型コロナワクチン接種が思うように進まない中、開催自体危ぶまれています。
3月25日、福島県をスタートした聖火は、
5月29〜30日、福井県入りして、171人と1団体が各市町を走り抜けます。
でも、
聖火リレーって、「聖火を途切れさせない」が本来の姿だと思います。
どやろの?
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。