syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

宇宙、そして人のパワー

遥か東の彼方の赤紫に染まる暁の空が、

澄んだ上空の空気を感じさせます。

体をすり抜けるピンと張り詰めた風は、

まだまだ眠りの中の筋肉に喝を入れます。

遠く文殊の山並みに薄っすらかかる霧が、

まるで羽衣を身に纏った天女のようです。

深く息を吸って目を閉じれば、

羽衣をなびかせて宙を舞う天女が瞼の裏に浮かびます。

これからのひと時。

写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。

皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。

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暁。

夜明け前、空がこの色に染まることはほんの一瞬で、中々ないです。

早朝はいろんな色を見せてくれます。

千の顔を持つ宇宙。

いや、無限の顔を持つ宇宙。

ルーティーンのホームグラウンドは、

そんな宇宙の営みを感じて、体内にパワーを送り込む大切な時を過ごすパワースポットでもあります。
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そして、もう一カ所大切な場所。

約5万株あると言われるツツジに、冬の風物詩、雪吊りが施されました。

毎日少しずつ整っていく様子は、

人のパワーを感じるのです。

機械ではできない、匠の技。

きっと、来年の5月には、いつもと変わらない花を咲かせてくれるはずです。

西山公園もまた、僕にとってパワースポットです。

 

アフガニスタンで銃弾に倒れた中村哲医師が、無言の帰宅を果たしました。

医療などの人道支援を続けて、名誉国民を贈られ、ノーベル平和賞候補にも挙がるほどです。

「現地で一番大切なことは信頼です」

死と隣り合わせだと言うことを一番理解していた中村医師。

たがら、このニュースを知った時、すごく悔しかったです。

アフガニスタンの人々のために奉仕してきた人物が、残念ながら活動中に亡くなりました。故人となった中村医師、アフガニスタンの人々はいつまでもあなたの貢献に恩義を感じることでしょう」

アフガニスタンの航空会社の尾翼に、中村医師の肖像画が描かれたそうです。

涙が出ました。

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どこまでも澄んだ青空に、

真っ白な飛行機雲が一筋。

中村医師が天に昇ったように見えました。

 

お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。

写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム。

皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。

 

12月10日 7.38キロ 16.17キロ
#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景