夜の帳が下りるて、夜空に上弦の月が煌々と輝く頃、
街中のパブリックビューイングが騒がしくなります。
友の記念日に、
いつメン(いつものメンバー)が集まるれば、
夜のしじまの、なんと饒舌なことでしょうか。
シャッターが下りた商店街に広がる笑い声と笑顔が瞼に浮かびます。
これからのひと時。
写人があなたにお送りする写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
美一とばあさん(びーちいんざさん)
母親「どうもすみません」
美 「俺の母親に手を出すんやない」
一 「ほんなもん出すかいな」
母親「・・・」
美一とは、しがないローカルコンビです。
ちなみに母親は息子二人産んでますが、一は赤の他人です。
母親は嬉しそうでした。
女性陣に囲まれて満面の笑みの母親。
男性陣は蚊帳の外です。一は撮影係やらされてます。
やはり、幾つになっても女は女同士ということでしょうか。
人生の縮図を見てるようです。
昨夜は、「かくれわ食堂」の3周年を祝いに、〝大家族〟が集まりました。
きっかけ忘れましたが、「ロジンバックみたい」に、
母親がバカ受け。
どうも、「老人バック」と思ったらしいです。
これには、全員大笑い。
「ロジンバックって白線引くやつね」
「それは石灰や」。
「・・・」
しーん。
やはり、ボケも一日の長のようで、母親に軍配が上がりました。
とても勉強になった夜でした。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去ります。
母親二人きりの暗い部屋では、
テレビで「日本勝ちましたッ。決勝進出に大きく前進です」と絶叫しています。
今宵はラグビーの試合の2時間に負けない、楽しい時間でした。
ただ、
母親が夜遊びに目覚めてしまわないかだけが、心配です。
カーテンの向こうでは、さっき見た上弦の月が天頂に近づいて一層妖艶に輝いています。
母親の部屋の明かりが消えました。
僅かに寝息が漏れてきます。
きっといい夢を見てくれることでしょう。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込んでゆきますように。
写人がお届けした写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
カメラマンは、わたくし、福田正美でした。