月明かりのない空は、満天の星が宝石を散りばめたように煌めいています。
やがて、東の彼方の山並みからオレンジ色の細い三日月が姿を見せて、家並みに見え隠れしています。
写人が、あなたにお送りします写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
新型コロナウイルスのおかげで、インフルエンザがなりを潜めています。
梅が咲き、桜ももうすぐ咲き始めるというのに、福井県では未だに感染者は一人です。コロナは546人ですが。
百数十年以上前、今の経済の基礎を作ったと言われる財界リーダーで、2024年から新一万円札の図柄になる渋沢栄一に興味があって、関連本を読んでいます。
その中で、100年以上前の1903(明治36)年、インフルエンザに感染したと書いてありました。当時は「稲葉風邪」と呼ばれていたようです。
「へえ、インフルエンザってそんな昔から流行ってたんだ」
調べてみると、流行が立証されたのは1900年頃のようです。日本ではワクチンが開発された1951(昭和26)年からだそうです。
未だに闘っているんですね。そしてまた、新しい敵が現れました。
3・11
明日で東日本大震災から10年です。
絶対に忘れていならない災害です。
当初、東京オリンピックは東日本大震災の復興オリンピックと言われていました。
それが今では、新型コロナウイルスに打ち勝ったオリンピックと政界人たちは位置付けています。
どうしても釈然としないのです。
胸のモヤモヤが取れないのです。
何故か。
きっと、どちらもまだまだ〝道半ば〟だからだと思います。
やって欲しい。
命が大事。
答えが出ない葛藤が渦巻いています。
お送りしましたこの写心が、あなたの心に美しく溶け込みますように。
写人がお届けしました写心の定期便「maguroストリーム」。
皆様のお供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。