小鳥の囀りが目覚ましがわりの朝は、カーテンの隙間から差し込む光がないことを告げています。
二十四節気の一つ「芒種」を迎え、刈り取られた麦に住処を奪われて、空高く舞う揚雲雀のなんと忙しいことでしょう。
そっと瞼を閉じると、揚雲雀の会話が浮かんでまいります。
これからのひと時。
写人があなたにお送りする写心の定期便。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
麦藁が残る畔に、生まれたばかりの小さい蜻蛉が無数に舞っています。
走り寄るとみんな逃げます。そんな中、一匹だけ周りを付かず離れずウロウロする奴がいます。
一緒に写心にも収まってくれました。
そして、ちょこんと頭に。
汗で大洪水なのに。案の定、パァーッと逃げていきました。
人懐っこい蜻蛉でした。
此奴ら朝っぱらからイチャイチャ。
抱き合ったと思ったら、今度はチュッチュ。
普通は体育館の裏とかで、コソッとやるもんや。
人間もそうだけど、烏も今時なんだな。
此奴は、せっせと麦藁を加えて運んでる。巣作りかな。
何度も何度も往復を繰り返してる。必ず、このアンテナで一服する。
此奴も〝いい娘〟見つけたんかな。
そんな光景が自然のたゆみない営みを告げています。
皆様にとって、さらに美しい1日の始まりでありますように。
写人がお送りしました写心の定期便。
お供を致しましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
6月6日 9.32キロ 43.13キロ
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