港町の初夏を彩る北陸三大祭の一つ、三国祭中日の山車(やま)巡行の撮影でした。
壱番山車、森町区「楠木正行(まさつら)」を先頭に、玉井区「浅井長政」、三国祭保存振興会「源頼光 決戦大江山」、喜宝区「鏡獅子」、上横・竪区「前田慶次」、上台区「連獅子」の6基の武者人形山車が三國神社前に勢ぞろいした姿は圧巻。
ギシギシと音を上げながら旧町内の狭い路地を進む6㍍を超える武者人形は勇壮で迫力満点でした。
今年はウイークデーということで人は少なめでしたが、豪華絢爛な時代絵巻を堪能してある様子でした。
日頃仕事姿はあまり見せないので、ある友人からは「年2回しか仕事をしない(もう少ししているんですが)スナイパーごるご」と呼ばれてます。今回、友人で社長である鮪後輩に激写されました。
40年近くほぼ毎年撮影してますが、皆と同じ場所で撮影したくない天邪鬼な性格で、今年はここから。
さて、どう〝料理〟しようかな。〝レシピ〟を考えてる時が一番ワクワクします。
さあ!撮影開始。
どんな写心になったかな。
今回も一瞬の勝負で、超ドキドキしましたよ。
こんな写心になりました。
何が一瞬だったかというと、左端の連獅子です。新緑が覆い茂った枝の間に入れなくてはいけないのですが、強風で枝が大きく揺れてまして、一瞬で変わる隙間に2つの顔がなかなかタイミングが合わなくて。
こんな勝負をいつもしてます。
僕の仕事モードの撮影スタイルはこんな感じ。
いつもの自撮りとは違います。
時にはノーファインダーで。自分がドローンになりたいくらいです。
難しい顔してますな。この顔の時は頭の中で何か考えてます。
写心は9割以上、頭で撮ります。カメラは記録する道具でしかありません。
皆が一斉にカメラを向けても、僕は絵コンテ通りになるまでシャッターを切りません。ひたすら待ちます。そして、ここはという時に〝大砲〟を放ちます。大抵のカメラマンは〝機関銃〟ですが。
強風の影響で神社ののぼりが片付けられるシーンを撮影してます。頭僕です。
倒れたら大変なので賢明な判断だったと思います。
これもまたニュースです。