syabito’s blog

写人です。走り回ること、山に登ること、写心を撮ることが好きで、人呼んで「鮪」と発します。

写心と神様。闘う友。そして友が残した24枚。

カメラが生まれた日。180歳。

写心だと心に誓った日。30歳。

僕には天に神様が2人いる。

1人はご存知写心の神様。気まぐれで愛想なし。撮っていると時々ふらっと現れて、贈り物だけ置いて去っていく。

もう1人は心の師、風景の神様。じいちゃんと呼んでいた大先輩。報道写真はからっきしなのに、風景を撮ると神の領域。一生懸命真似しても同じものが撮られない。

「なぜだ」

いつも悩んでいた。

30数年前、じいちゃんがこんな若造と組んで仕事をしてくれたことがあった。神様との〝撮影旅行〟は毎回夢のようだった。

ある時、

「写真はカメラで撮るんじゃない。心で撮るもんや」

ぼそっと。

だから今日は写心記念日。

 

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昨年天国に旅立った写真好きの同級生の遺品。

生前色々あって開けることのなかったカメラバッグ。昭和の男のの愛機はもちろんアナログ。

今日は持って出かけよう。
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フィルムカウンターが24を指している。

友が残した24枚。

現像すべきか。

勇気が出ない。

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今の僕の愛機。

僕も昭和の男でデジタルカメラに馴染めない。

せめて姿だけでもと、一目惚れしたカメラ。

常に愛車赤プリに同乗させている。

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昨夜久しぶりに月ハロを見た。

薄くて完全なものではなかったけれど撮ってみた。

同じ病気で闘っている奈良県のムービーカメラマンが同じ月ハロに気がついて撮影していた。完全なものだった。

病気だけでなく、映像に対する考え方など多くの共通点がある鏡のようなカメラマン。先日Facebookでも投稿させてもらった。

毎日重い機材を担いで夜明け前に行動起こして奈良の今を切り取っている。

僕も福井の今を切り取っているが、到底及ばない。

そんな彼が今、すごく苦しんでいる。

それでも自宅でカメラを回している。

体もそうだろうが、現場に出られないってことはとても辛いだろう。

声が掛けられない。

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今朝のルーティーン。

田起こしが始まった。

最新の愛機あいぽんで撮ったけれど、何故か昭和な色あいになった。

今日はやはり特別な日なのか。

🌸518.8度🌸

3月19日 6キロ 79キロ

#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井 #カメラ #カメラマン #写真 #写心