満天の星が瞬く光の海が、暁とともに徐々に消えていくと同時に、遠い山並みが燃えるように真っ赤に染まり出す時、
頰をすり抜ける風は遥か上空と同じく音もなく流れ去ります。
地平線の遥彼方からの一筋の飛行機雲に心を開けば、朝の静寂の、なんと饒舌なことでしょうか。
山並みの彼方のもうそこまで来ている朝陽が瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
写人が、あなたにお送りする写心の定期便。「maguroストリーム」。
皆様のお供を致しますカメラマンは、わたくし、福田正美です。
60年前、昭和34年6月14日午前5時30分、この世に生を受け、第一の人生スタート。
そして本日、令和元年6月14日午前5時30分、昇る朝日に向かって第二の人生のスタートを切りました。
昭和、平成同様、令和も走り抜けます。
とうに刈り取りが終わった麦畑では、雲雀でしょうか雀でしょうか。忙しなくさえずっています。
田植えが済んだ田んぼに入り、腰をかがめて雑草を取る農家の人が腰を上げて、声をかけてくれました。
「今朝の朝日ば格別だね」
「実は今日、還暦の誕生日なんですよ」
「おお。そうか。それはおめでとう。新しい門出はいい日になったね」
「ありがとうございます」
思いがけないこんな会話に心が躍る朝です。
これを着る日が来るとはなあ。
てっぱんの3人でご飯食べて、さあ!二次会。
扉を開けた瞬間、30人以上の友だちが………。
サプライズ。
クラッカー🎉が飛び交い、手作りのバースデーケーキ🎂が運び込まれ、次々とプレゼントが。そして、歌のプレゼントまで。
自分へのプレゼント曲「栄光の架橋」では、涙涙。
大好きな「人生の扉」も歌わせてもらって、今まで生きてきた中で一番幸せな誕生日になりました。
最良の1日でした。みんな、ありがとうね。
夜明けとともに、香港行きのキャセイパシフィック航空がサンフランシスコを飛び立って11時間。福井上空に飛行機雲を描いています。残り3時間30分の旅です。
ジェット機の翼の飛行機雲は、遠ざかるにつれ、次第に雲の広がりと区別がつかなくなります。
お送りしましたこの写心が、美しくあなたの心に溶け込んでいきますように。
写人がお送りした写心の定期便、「maguroストリーム」。
お供をいたしましたカメラマンは、わたくし、福田正美でした。
6月14日 15.30キロ 111.97キロ
#ルーティーン #ラン #running #run #2019 #風景 #福井